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今週は、間違いやすい慣用句などを紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉(2)>
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白羽の矢はどうする?
次の言葉に続く動詞は何でしょうか?
白羽の矢を○○○
照準を○○○
天罰が○○○
ひょっとして、上記の三つとも同じ動詞を当てはめませんでしたか?
「白羽の矢を当てる」「照準を当てる」「天罰が当たる」。
正しくはこちらです。
白羽の矢を「立てる」
照準を「定める」
天罰が「くだる」
「白羽の矢を立てる」とは、神が人身御供(ひとみごくう)となる少女の家
の屋根に白羽の矢を「立てる」という俗説からきた言葉だとか。
転じて「多くの人の中から特に選ばれる」ことを「白羽の矢が立つ」と
言います。
目標にねらいを合わせることを意味する「照準」は、「当てる」のではなく
「定める」もの。「照準を合わせる」とも言います。
「罰(ばち)が当たる」と言いますが、「天罰」は「当たる」のではなく
「下る」もの。
前者が神仏から受けるものに対し、後者は自然に受ける悪事の報い
という意味があるようです。