今週は、相手によっては失礼になる言葉の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる言葉(2)>
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労をねぎらうなら…
「助かります」「助かりました」については、
ほかの読者のかたからもメールをいただきました。
捉え方は二つに分かれるようです
1)目上の人から目下の人へねぎらいの意を伝えるのに使う
2)目上、目下に関わらず「助けてもらった」ことへの感謝
の意を表すのに使う
私は2)の感覚で使っていたのですが、
1)のように目上から目下へのねぎらいの言葉と捉えれば、
場合によっては相手に失礼になる状況も生まれます。
「助かる」とは、自分に対して何かしらプラスの効用(作業とか労働)を
もたらした人をねぎらうときに使う言葉。
と捉えると、目上の人から目下の人にかける言葉としては適切ですが、
その逆の使い方は少々具合が悪いということになります。
例えば
上司から部下に労をねぎらって
「君が手伝ってくれて助かったよ」はOKでも
部下から上司に
「山田課長にお手伝いいただき、助かりました」はNGということになります。
使い方としては「ご苦労様」の使い方に通じるものがあるようです。
ただ、私はよくこんな使い方もします。
「明日中にご返信いただけると助かります」
「明日中にご返信ください」よりは上記の表現の方が、
相手に強要する感じが薄れ、和らいだ表現になるからです。
このように、相手に依頼するような場面で「助かります」を使うのは
有効と思うのですが、いかがでしょうか。
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【しごび】 の お す す め
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