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今週は、敬語のつもりで使っている誤った表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 思い込みの敬語(3)>
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「おやりになる」
相手がするかどうかを尋ねるとき、つい使ってしまいがちなのが
「おやりになりますか?」です。例えば
「テニスはおやりになりますか?」
「する」のくだけた表現が「やる」です。
くだけた表現に「お~になる」という敬語表現を当てはめると
文全体がアンバランスになってしまいます。
「する」の尊敬語は「なさる」なので、
この場合は次のように言い換えることができます。
「テニスはなさいますか?」
相手に依頼する場合の言い回しとしては
「確認は後でおやりください」よりも
「確認は後でなさってください」
「研修をおやりいただけますか?」より
「研修をしていただけますか?」
という表現が適切です。
ちょっと居酒屋で一杯というときも、目上の相手には
「今夜、一杯やりませんか?」より
「今夜、一杯お付き合いいただけませんか?」
とすればスマートです。