今週は、気になる言い回しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < 適切な言い回し(2)>
◆─────────────────────────────────◆
相手の返信に対するお礼メール

VOL.950に引き続き、読者のかたからの質問にお答えします。

「正しいのか間違っているのか分からず、無意識に使用している書き言葉」
についての質問があり、幾つか文例を挙げてくださっているものから
順に回答していくことにします。

<Persianさんからの質問-2>—————————————

「ご丁寧なご対応をありがとうございました」
「ご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございました」
「ご丁寧にご連絡をいただき、ありがとうございました」

——————————————————————

相手からの返信に対するお礼のメールです。

上記の三つの文の中では、真ん中の
「ご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございました」
が適切ではないでしょうか。

ただ、「ご丁寧な」「ご返信」と「ご」が続くので
このような場合、「ご丁寧な」は敢えて使わず「丁寧なご返信をいただき」としてよいでしょう。

私は「ありがとうございました」を
「ありがとうございます」と現在形に書き換えて返信することが多いです。

状況にもよりますが、「ご丁寧な」に代わる言葉として
「早速ご返信をいただき、ありがとうございます」

相手が何かしらの行動をとってくれた場合には
「ご対応いただき、ありがとうございます」

時間が経過したことに対するお礼や、
お礼の言葉を述べることでそのメールを結びとする場合は
「ありがとうございました」がふさわしいと思うのですが

私自身は、意識的に「ありがとうございます」を使うようにしています
(パソコンの辞書登録にも「ありがとうございます」だけ登録し、
「ありがとうございました」は未登録)。

現在形の方が臨場感があるというか、
ダイレクトに感謝の気持ちが伝わる気がするからです。

ただ、これは人によって感じ方が違うと思うので、
あくまで参考までに。

上記の解説も、「これが正しい」ということで挙げているのではなく
文章の書き方の一例、書き方のバリエーションの一つとして
ご覧いただければ幸いです。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

メルマガ詳細

記事全文を読む