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今週は、意味が重複している表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 重なる言葉(4)>
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「従来から」
ある時点から今まで、という意味を表すとき
「従来から」「従来より」
と言ってしまうものですが…。
「従来」という言葉そのものに「以前から今まで」という意味があるので、
「従来」には「から」「より」を付ける必要はありません。
「以前から」と言い換えることもできます。
従来からある機能ですが ⇒ 従来の機能ですが
以前からある機能ですが
従来より保守的な土地柄で ⇒ 従来、保守的な土地柄で
以前から保守的な土地柄で
同様に「から」「より」が不要な言葉としては
「古来」「かねて」があります。
古来は「古くから」、かねては「以前から」という意味があります。
古来からの慣わし ⇒ 古来の慣わし
以前からお聞きしていました。 ⇒ 以前、お聞きしていました。
かねがねお聞きしていました。
ちなみに・・・
「より」は、「から」と同じ意味合いで使われる場合と、
「AよりB」のように比較の意味で使われることがあります。
紛らわしいので、場所や時間の起点を示す場合は「から」を使うのが
好ましいです。
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