ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、意味が重複している表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法               < 重なる言葉(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                             「従来から」

ある時点から今まで、という意味を表すとき
「従来から」「従来より」
と言ってしまうものですが…。

「従来」という言葉そのものに「以前から今まで」という意味があるので、
「従来」には「から」「より」を付ける必要はありません。
「以前から」と言い換えることもできます。

従来からある機能ですが ⇒ 従来の機能ですが
以前からある機能ですが

従来より保守的な土地柄で ⇒ 従来、保守的な土地柄で
以前から保守的な土地柄で

同様に「から」「より」が不要な言葉としては
「古来」「かねて」があります。
古来は「古くから」、かねては「以前から」という意味があります。

古来からの慣わし ⇒ 古来の慣わし

以前からお聞きしていました。 ⇒ 以前、お聞きしていました。
かねがねお聞きしていました。

ちなみに・・・
「より」は、「から」と同じ意味合いで使われる場合と、
「AよりB」のように比較の意味で使われることがあります。
紛らわしいので、場所や時間の起点を示す場合は「から」を使うのが
好ましいです。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】