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今週は、読者のかたからいただいたお便りをご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 読者のお便りから
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                           世の中の趨勢

11月11日配信のVOL.932 < 思い込みの敬語(2)>「おっしゃられる」

の記事に、次のメールをいただきました。

<読者のかたからのメール>—————————————-

>   ×「課長がそうおっしゃられました」
>   ○「課長がそうおっしゃいました」
>
>  同様の例としては…
>   ×「昼食はお召し上がりになられましたか」
>   ○「昼食は召し上がりましたか」
>
>   ×「昨日、おいでになられました」
>   ○「昨日、おいでになりました」

世の中の趨勢がどうも×の方ではないかと感じております。
正しいと意固地になると今度はぶしつけな印象を与えるのではないかと
悩んでしまいます。

どうお考えでしょうか?              (読者 Hさん)

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言葉はその時々で変わっていくものなので
上記の例文の×の方を使う人が多数を占めれば
それに違和感を覚える人もいなくなり
そういうものとして使われていくのかもしれません。

ただ、敬語が重複していると、私自身は
言うのも書くのもまどろこしくて
違和感を覚えます。

メールや文書で書くときは、考えたり調べることができるのですが
話し言葉の場合は、つい勢いで
「おっしゃられました」「お召し上がりになられましたか」
「おいでになられました」と口にしてしまうことがあります。

そんなときは、言った後で「あれ? 今の言葉遣いで正しかったっけ?」
と気になるのです。

一般に重複した敬語の方が多く使われているから
自分もそれに従うというのも一つだとは思います。

言葉が長い方が丁寧に感じられるということも
あるでしょう。

ですが、本来の言い方、書き方を知っておいても損はないはず。
違いを知ったうえで、どのように言葉を使うかを
判断しても遅くはないのではないでしょうか。

自分が違和感を覚えた時点で、調べてみることも大切だと思っています。

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