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今週は、読者のかたからいただいたお便りをご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者のお便りから(2)>
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                        過去形か現在形か

 12月9日配信のVOL.951 < 適切な言い回し(2)>
「相手の返信に対するお礼メール」の記事で

 意識的に「ありがとうございます」を使うようにしている
 と述べたところ、次のメールをいただきました。

 <読者のかたからのメール>—————————————-

 私も無意識にメールでは文中に「〜ました」と書くのを
 避けていたように思います。
 (最後の締めに使うことは比較的ありますが)

 お礼とは違いますが、お詫びの文面でも
 学生の頃にバイトをしていた書店や現在の会社では
 「申し訳ございませんでした」と言ったり書いたりしないように
 と教えられました。

 ありがとうございました、も申し訳ございませんでした、も
 過去のこととして済ませてしまっているような感じが
 するからだと私は思っています。

 ありがとうございます(今後ともよろしくお願いいたします)
 申し訳ございません(今後はこのようなことがないよう・・・)

 という、あとに続く前向きなニュアンスを表現できるのかな?
 と思いました。             (読者 R.Fさん)

 ————————

 私も「ありがとうございます」派です。

 そうし始めたのは、女優の岸恵子さんが
 テレビで語っていたのを見てからです。

 パリでの生活の長い彼女は、フランス語にも英語にも
 「ありがとうございました」という表現はないと語っていました。

 感謝に過去形はないのですね。        (読者 K.Nさん)

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 「ありがとうございました」と過去形で使う場面も
 確かにあるのですが

 現在形と過去形では、その言葉を発する気持ちに
 微妙な違いがあるように思います。

 特に書き言葉では、過去の事柄に対する感謝を伝える場合も
 「ありがとうございます」とすると
 気持ちが響きます。

 日常的によく使う言葉だからこそ
 「ます」と「ました」と違いを
 意識してみてもいいのかもしれません。

 「感謝に過去形はない」って
 良い言葉ですよね。

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