今週は、使い方に注意したい言葉・表現についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい言葉(2)>
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「なり」
「私なりに考えてみたのですが…」
「彼なりの判断でしたことだと思います」
このように「~なりに」「~なりの」は、
名詞や形容詞の後に付いて「それ相応の、それにふさわしい」状態を
意味します。
注意しなければならないのは、
目上の相手に対して使う表現としては不適切
であるということ。たとえば
「部長なりのご意見をお聞かせください」
は、上司に対して上から目線で尋ねている
印象を与えます。
この場合は
「部長のご意見をお聞かせください」
「部長はどのようなご意見をお持ちでしょうか」
「部長はどのようにお考えですか」
「部長はいかがでしょうか。ご意見をお聞かせください」
と言い換えます。
自分より目上の相手、敬意を示す相手には
「~なりに」「~なりの」
といった言葉を添えず
相手はどのように考えているか、どのような意見なのかを
尋ねることをおすすめします。
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