今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ
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                    強調する? あいまいにする?

 物事を述べるとき、通常は「です」や「ます」を使います。例えば

 「私はライターです」
 が通常の表現ですが、

 「私はライターなのです」
 「私はライターなんです」
 とすると、より一層「ライターである」ことを強調した一文になります。

 逆に
 「私はライターのつもりです」
 となると、人はどう思っているかわからないけれど、
 自分ではライターだと思っている、という弱気な伝え方になります。

 さらに
 「ある意味、私はライターなのかもしれません」
 となると、実際ライターなのかどうか、
 本人さえ分かっていない、とてもあいまいな表現になります。

 「~ます」という表現も
 「全力で取り組みます」に対し
 「全力で取り組むのです」
 は「取り組むこと」をより強調した一文になるのに対し

 「全力で取り組む予定です」
 「全力で取り組むつもりです」
 「全力で取り組むことになっています」
 などは、あいまいだったり、他人事のようだったりして
 はっきりしません。

 やる気や自信を示すには、言い切った表現の方が
 気持ちは強く伝わります。

 一方、言い切らない表現にすることで、
 逃げの姿勢が感じられる表現になります。

 今週は、言い切る場合と言い切らない場合の
 相手に与える印象の違いなどを考察していきたいと思います。