今週は、助詞「が」を多用しない文章の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 助詞「が」の多用(5)
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                         違いに気づくには…

今週は、読者のかたからいただいた質問
「が」を多様しない文章を書くコツ
について取り上げてきました。

文法的なことも述べてきましたが
「が」を多用しない文章を書くには、まず

話し言葉と書き言葉の違いを知り、
話し言葉の感覚をメールなどの書き言葉に持ち込まないことが
気をつけるべき点ではないでしょうか。

そのうえで、
文章を書いた後に、「が」が必要以上に使われていないかを
見直してみましょう。

一番分かりやすい方法は
書いた文を声に出して読み返してみることです。

こうすると、
文章の流れが悪い箇所が自ずと分かるので、
その箇所の言葉や言い回しを変えて
文章を整えていきます。

声に出しても分からない場合は
自分以外の人に読んでもらい、
添削してもらうことです。

今回の質問にあったように
日本語以外の言葉を母国語とする人が
日本語の書き言葉を学ぶ場合

自分が聞いて覚えるだけでなく
日本人に添削してもらうことも
上達の近道ではないかと思います。

それともう一つ
良質な文章をたくさん読むことです。

マンガやビジネス書よりも
小説や文学作品がおすすめです。

これは外国人に限らず
日本人も文章力の上達のために習慣にすると良いと思います。

助詞「が」の使い方にしても
本を多く読んでいれば、知らず知らずのうちに
文章の流れ、言葉の正しい使い方を感覚で覚えていくので
ちょとした文法の違いにも気づくことができるようになります。

書く訓練と同じくらい
読む訓練もとても大事です。

<追記> 2020.11.06
上記には「マンガやビジネス書よりも」と書いていますが
日本語を学ぶ外国人の多くは今、日本のコミックやアニメから
日本語を習得していますよね。

 

日本のアニメが好きで、日本語を習得したケースもあり
日本のアニメやコミックの影響力の強さ、すごさを感じます。

 
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