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今週は、ちょっと変だなと思う表現について取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 変な言い回し(2)
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「講演をやられる」

<NGな文例>——————————————————

○○先生はこれまでに
何度も講演をやられています。

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上記の文例のNGな点は
2行目の「講演をやられています」です。

「動詞+される」という尊敬語の公式に当てはめ、
「やる」を「やられる」としているのですが
表現がちぐはぐでしっくりきません。

<OKな文例>——————————————————

○○先生はこれまでに
何度も講演をなさっています。

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「講演をやる」ではなく「講演をする」に書き換えてみます。

「する」の尊敬語は「なさる」なので
この場合は「講演をなさっています」にすると
文章の収まりがよくなります。

「やってみよう」「やってみませんか」という表現を
日常でもよく使いますが

「研修をやる」
「仕事を精いっぱいやるだけ」
「どうやればいいのかわからない」
のように、やたらと「やる」を使うのは口語的過ぎるように感じます。

メールなどの書き言葉では
「やる」を「する」に置き換えることを意識してみましょう。
上記の表現を書き換えると…

「研修をする」
「仕事を精いっぱいするだけ」
「どうすればいいのかわからない」

「する」の方がスマートな文章になると思いませんか?

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