今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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「社長のおかげ」?
<読者からの質問>————————————————
メール文の言い回しで一つ質問があります。
(中略)
以下がそのメールとほぼ同じ文面ですが、
これは一般社員が全社員に向けて送信したメールの文中にあったもので、
社長を補佐した社員が一緒に作ったシステムを見て思った
ことを書いたものです。
「社長のお陰でいい物が出来上がった」
この文面を見て、私は社長に失礼だと思いました。
神垣さまはどう感じられたでしょうか?
これが、
「社員のお陰でいい物が出来上がった」
「XX君のお陰でいい物が出来上がった」
の様に社長から発信されたものならいいと思んですが。
(中略)
ちょっと立場が違うのではと思いました。
このように、社員からの感謝の意を込めるような事を伝えたい
場合、どの様な文面がよいでしょうか?
(読者 K.Kさん)
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「おかげで」は、他から受けた力添えや恩恵への感謝の意を示す言葉です。
古くは、神仏などの偉大なものの「陰」でその恩恵や助けを受ける
という意味合いでも使われていました。
ですから、上司や目上の相手に「~のおかげで」と使うこと自体は
間違いではありません。
ただ、目上の相手には「おかげ」に「さま」を付けて
「おかげさまで」とする方がより丁寧な言い回しになります。
この場合は
「社長にお力添えいただき、おかげさまで、よい物ができあがりました」
「よい物ができあがったのも、ひとえに社長のお力添えのおかげと感謝しております」
と少し言葉を添えるとよいのではないでしょうか。