今週は、省略する前の文・後の文を比較します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 略さずに書くと…(5)
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 「目からうろこ」

「目からうろこでした」
「たなぼたの売上」

よく目にする言い回しですが、「目からうろこ」も「たなぼた」も
略した語です。

「目からうろこ」 ⇒ 目からうろこが落ちる
何かがきっかけになり、急に物事の実態などがよく見え、
理解できるようになることの例え

「たなぼた」   ⇒ 棚からぼた餅
思いがけない好運を得ることの例え

「目からうろこ」は、本来の「目からうろこが落ちる」よりも一般化
している感があります。

ある会社の社内報で、社長のあいさつ文に「目からうろこでした」とあり、
「目からうろこが落ちる思いでした」と訂正したことがあります。

「目からうろこ」が普及しているとはいえ、略したまま表記すると
場合によっては、教養を疑われることもあるので注意が必要です。

若者言葉と言われる「キモイ」「きしょい」なども略語の一種ですが、
若い人に合わせて、無理に使っている年長者の姿は、「痛い」ものです
(少なくともビジネスメールには使わない方が無難)。

本来の意味を知っていて略して使うのと、
知らないまま略しているのとでは、大きな違いがあります。

TPOに合わせた使い分けを意識したいですね

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