今週は、誤った敬語の使い方についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < おかしな敬語(5)>
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形だけの敬語
丁寧な表現を意識するあまり、
過剰になったり、間違ったまま使っていたりする
“おかしな”敬語の事例を今週は紹介してきました。
最近、実際にあった、意味不明な言葉遣いを最後にご紹介しましょう。
1)ご多忙とはございますが、ぜひこの機会にご来場ください。
2)○○について、ご興味の方はぜひ!!
いずれも、メールで受け取った案内文にあった一文です。
最初、冗談かと思いましたが、別々の案内メールから
それぞれ拾い出した言葉です。
1)の「ご多忙とはございますが」にしても、
2)の「ご興味の方はぜひ」にしても
敬語にすべき肝心な言葉が抜け落ちています。
「ございます」も「ご興味」も敬語には違いないですが、
文として意味をなさない空回りした使い方になっていますよね。
書き手はおそらく、こう書きたかったのでしょう。
1)ご多忙とは存じますが、ぜひこの機会にご来場ください。
2)○○について、ご興味のある方はぜひ!!
2)は「興味をお持ちの方は」としてもよいでしょう。
形や体裁をよくするためだけではなく
「相手への敬意を伝える」ために使うのが敬語。
意味のある敬語を使った文章を心がけたいですね。
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