今週は、相手からメールの返信がない時の対処法についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールの返信がない時
◆─────────────────────────────────◆
返信がないことへの不安

送ったメールの返信が来ない。
そんなとき、あなたはどのように感じますか?

「読んでないのかな?」

→ 相手が多忙を極める人の場合、よくあるケースです。

「忘れられているのかも…」

→ 返事を求められなかったり、急を要したり、重要な内容でない場合、
読み流されることがあります。

「まさか、届いていない?」

→ 送信したつもりが、「下書き」フォルダに残ったまま
ということもあるので、今一度確認を!

相手から返信がない場合、上記のようなことを想像するものです。

ですが、私的な携帯メールのやりとりとなると、返信がないことに対して、
「なにかあったのでは?」
「嫌われているのかも」
「無視された」

と、より感情的になり、
悪くすれば一方的な妄想を抱くこともなきにしもあらず。

携帯メールのようにパーソナルなやりとりになるほど、
「返信がない」というだけで、
相手の気持ちをあれこれ勝手に想像した揚句、
イラついたり、不安になったり、落ち込んだりすることがあるようです。

ここまで来ると、自分のメール依存度が少々「高い」
ということを自覚した方がいいかもしれません。

メールは「伝達の手段」であることを忘れ、
メールからの情報が“全て”となり、
返信が来ない=自分への関心がないというところまで
飛躍して捉えている危険性があるからです。

これは携帯メールの例ですが、
ビジネスメールでも相手から返信が来ないことに
「不安」を抱くケースは少なからずあります。
今週は、その不安を解消するための対策を考えていきましょう。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、メールの数字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法              < メールの数字(5)
◆─────────────────────────────────◆
                        判断がつかない時には…

数字の表記について、読者のかたから質問がありました。

<読者からの質問>————————————————-

明確な熟語や言い回し=漢数字
明確に数字を伝えたい=算用数字
ですが、その中間、グレーな場合

つまり、算用数字を使うことに小さな抵抗感があるけど、
でも横書きだしなぁ、とためらう言葉があります。

例えば
「一人でできない」と「1人でできない」。
2人や3人ならできるのにというニュアンスなら
「1人でできない」でもいいけど、
そういう意味じゃない「一人でできない」もありますよね。

このような場合の「算用数字と漢数字の使い分け」
はどうしたらいいでしょうか?
読者 S.Yさん
——————————————————————-

数として人数を数える場合は「1人」「25人」「300人」と
算用数字を用いますが
内容によって、意味を持たせるときには
「一人」とか「独り」と表記します。

※参照 

ですが、上記の質問のように
単純に「数値」として表記できない
ニュアンスのある数字を書き表す時に
どの数字を使っていいか分からないことがあります。

算用数字より漢数字? 漢数字なら、どの漢字?
と迷うことがありますよね。

そのようなときは
ひらがな書きにしてしまいます。

上記の質問で言えば
「自分ではできない」という意味で「ひとり」という言葉を使いたい
でも、どのように表記していいか迷うというときは
「ひとりでできない」とひらがなで表記します。

「1つ」「一つ」と数量を表す以外に
「いまひとつ」と副詞的に用いる時や
「心はひとつ」と意味を持たせるときにも
ひらがなで表記します。

数として示す以外に、
言葉に特定の意味を持たせたいという時には
前後の文とのバランスを考えたうえで
ひらがな表記を使ってみるのもひとつの手です。

 

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

企業の人事、労務の実務に役立つツールと情報満載のWebマガジン
「ジンジュール」で連載中!

————————————————————-
【ビジネスパーソン メール術】(10)
————————————————————-
相手から必ずすぐに返信がある、うまいメールの終わらせ方
————————————————————-

コピー&ペーストしてすぐに使えるメール文例集はこちら

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのエックス

メルマガ詳細

記事全文を読む
今週は、メールの数字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法         < メールの数字(4)
◆─────────────────────────────────◆
                            分数の表記

メールで「分数」を表記する場合は
1/3   1/00
3分の1 100分の1
と算用数字を用います。

数字が全角でも、メール文中で統一されていれば問題ありませんが

1/3
1/100
1/1000

のように、分母の数が大きくなるほど
横にスペースをとっていくので
半角数字で統一表記する方が見た目にはすっきりします。

また、分母の数字が大きいときは

100分の1  1,000分の1

のように「/(斜線)」を用いず「分の」と
する方が分かりやすいです。

あまり使うことはないかもしれませんが
分母が千や万のときは

千分の1 5万分の1

と「0」を「千」「万」と漢字にして表記することもあります。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、メールの数字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールの数字(3)
◆─────────────────────────────────◆
人数の表記

メールで「数」として人数を表記する場合は
1人 2人 3人
10人 23人 35人
100人 150人
と算用数字を用います。

ただ、「ひとり」については
「一人」「独り」と漢字で表記する場合もあります。

・「1人だけ」に重点を置く語は「一人」を使用。
「一人ずつ」「一人っ子」「一人息子」「一人娘」「一人勝ち」

・単独、独占、独断の意味合いがある場合は「独り」を使用。
「独り言」「独り占め」「独り身」「独り合点」「独りよがり」

次の言葉は、漢字の違いで意味が変わってきます。

ひとりあるき
「一人歩き」=一人で歩くこと 例)一人歩きは危険だ
「独り歩き」=勝手に動くこと 例)言葉の独り歩き

ひとりぐらし(ずまい)
「一人暮らし(住まい)」=人数としての1人
例)気楽な一人暮らし
「独り暮らし(住まい)」=孤独なという意味を持つ場合
例)独り暮らしの老人対策

「ひとりひとり」という時は
新聞表記では「一人一人」と漢数字の表記に統一されていますが
文面によっては「一人ひとり」とすることもあります。

このほか、慣用的に人数を表す次のような言葉は
算用数字ではなく漢数字を用います。
「二人三脚」「三者三様」「十人十色」「十人並み」「百人力」

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのエックス

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、メールの数字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < メールの数字(2)
◆─────────────────────────────────◆
                            月数の表記

年数を表記する時もメールでは
10年 20年 30年
と算用数字を用います。

では、月数は?

「1かげつ」とパソコンに入力すると
数字が全角の
「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1ヶ月」「1ケ月」「1箇月」「1個月」
次に、数字が半角の
「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1ヶ月」「1ケ月」「1箇月」「1個月」
が変換候補として挙がります。

数字を全角にするか、半角にするか。
これは、どちらでもよいのですが、メール文中で全角と半角が混在しないよう
どちらかに統一しましょう。

次に「か」の表記ですが
新聞では、カタカナの「カ」が統一表記となっています。

一方、講談社校閲局編の「日本語の正しい表記と用語の辞典」では
小文字の「ヵ」となっています。

これも、どれが正しいということではなく
一つのメール文の中で同じ表記に統一されていることがポイントです。

ちなみに私は、新聞表記に準じて「1カ月」(半角数字・カタカナのカ)
で統一するようにしています。

月数を「ひとつき」「ふたつき」と表記する場合
漢数字の「一月」「二月」を用いても
算用数字で「1月」「2月」と書いて
「ひとつき」「ふたつき」と読むことにしてもよいのですが、
算用数字の場合、
「1月(いちがつ)」「2月(にがつ)」との区別がつきにくい
難点があります。

そのため、区別をつけやすくするために
「1カ月」「2カ月」と表記することをお勧めします。

私は「ひと月」「ふた月」と敢えてひらがな表記にして、
ひと目で読めるようにすることもあります。

「五月病」のような慣用的な言葉は漢数字で表記することを
覚えておきましょう。

<追記>

「三が日」「百か日」の「が」「か」も
平仮名書きです。

※参考
記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集

日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

「まぐまぐ大賞 2016」キャリアアップ部門で2位に入賞しました!

広島の酒蔵取材を担当しました!「きもので酒さんぽ」2017年5月19日発売!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、メールの数字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールの数字
◆─────────────────────────────────◆
日付けの表記

メールでの数字の表記については、以前に取り上げたことがあるのですが

※ 参照 <数字の書き方>((1)~(5)が逆に表示されています)

今一度、メールの数字表記について考えていきたいと思います。

メールは横書きなので、基本的にはメールに書く数字も
算用数字が基本となります。

例えば…
世紀、暦年、日付、時間は下記のように算用数字で表記しますね。

21世紀 平成23年 2011年
9月5日 365日
9時30分 9:30

これはご覧の通り「二十一世紀」「九月五日」のように
漢数字で表記するより、横書きのメールでは算用数字の方が
圧倒的に読みやすく、分かりやすいからです。

ですが、漢数字でしか表せない言葉もあります。

一日中、一両日、一日駅長、二日酔い
三日坊主、四十九日の法要

慣用的に使われる“熟した言葉”と言われるものです。

このように算用数字では表記できない言葉があることも
知っておきましょう。

メルマガ詳細

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

メルマガ詳細

記事全文を読む