今週は、すっきりしたメール文の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メールのダイエット
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                        くどい表現を減らす

 メールに限りませんが、文章にもダイエットが必要な時があります。

 同じ表現の繰り返しもそのひとつ。
 例えば、こんな感じです。

「一連の発言とおっしゃいますけども、
 具体的に何を発言してお辞めになられるのか、
 具体的におっしゃっていただかないと、
 なぜお辞めになるのかわかりません」

 感情が高まると上記のような文章になりがちです。

 「仰る」「具体的に」「お辞めになる」という言葉がそれぞれ
 2回ずつ登場しているため、なんだか絡まれている気がしてきます。
 おまけに「お辞めになられるのか」という表現は二重敬語。

 ここでは、相手が「なぜ、辞めるのか」が「具体的に」知りたいのですから
 もっと冷静に要点を絞って書いてみましょう。

 「一連の発言とおっしゃいますが、
  なぜ、お辞めになるのか、
  その理由を具体的に示していただけますか」

 感情的になっている時は一度クールダウンしてから
 文章を書きだす方が賢明です。

 もしくは、
 ひとまずわっと書いてみて、時間をおいてから
 冷静に読みなおし、書きなおしてみましょう。

 書きなぐったメールをそのまま相手に送りつけることは
 避けましょう。後にしこりを残すだけです。