今週は、すっきりしたメール文の書き方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールのダイエット(3)
◆─────────────────────────────────◆
                          ダラダラした文

 今週は、メール文のダイエットについてとりあげています。

 ダラダラとつながった文も読みにくく、
 何を伝えたいのかがわかりにくいものです。

 「今回、選考に残ったAさんは業務経験も豊富で、○○にも精通し、
  人柄も申し分ないのですが、本人に△△の意向があるので、
  採用を見合わせようと思います」

 上記の文は、接続助詞「で」「し」「が」「ので」で、
 文がつながれています。

 しかも、「採用を見合わせる」という結論が最後に来ているので、
 最後まで読まなければ何が伝えたいのかがわかりません。

 このように長い一文は、最初に結論を述べ、まずそこで一度、
 文を切ります。
 その後に、理由を述べる流れにすると、だらだらした印象が一変して、
 すっきりとわかりやすくなります。

 「今回、選考に残ったAさんの採用は見合わようと思います。
  業務経験も豊富で、○○にも精通し、人柄も申し分ないのですが、
  本人に△△の意向があるためです」

 「A社の営業担当には、佐藤または鈴木および高橋の2名を考えています」

 このように、並列の接続詞が続く文も分かりにくいです。
 上記の文では、「佐藤さんか、鈴木さんのうち1名と高橋さん」なのか
 「佐藤さんの代わりが鈴木さんで、高橋さんが加わる」のか
 あやふやです。

 「A社の営業担当には、佐藤と鈴木の2名を考えています。
  サブには高橋をつけます」

 このように、接続詞をとりはらって
 文を分けるとわかりやすくなります。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 メールをさらっと返すために・・・

 ******************************************************************
   『さらりと返せる、大人のメール表現334』好評発売中!
 ******************************************************************

記事全文を読む