今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < ありがちな重言(3)
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                         数を表すときの重言

今週は、知らず知らずのうちに使ってしまう重言(重ね言葉)を
紹介しています。

例)約500人ほどの来場者

「~ほど」は「おおよそ~くらい」という意味があるので、
おおよそを指す「約」と意味が重なります。
そのため、「約」と「ほど」はセットでは使いません。
⇒ 約500人の来場者
⇒ 500人ほどの来場者

例)費用としては、およそ千数百円です。

⇒ 費用としては、千数百円です。

「およそ」も「約」も「だいたい千円」という意味で使っているので
「千数百円」と百円単位までの数を示すのであれば
「およそ」や「約」は不要。

例)大別すると、次の2つに分けられます。

⇒ 大別すると、次の2つになります。
⇒ 大きく次の2つに分けられます。

「大別」とは、大まかに分けることなので、「分けられます」を使うと
意味が重なります。

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今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < ありがちな重言(2)
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外来語と日本語の重言

今週は、知らず知らずのうちに使ってしまう重言(重ね言葉)を
紹介しています。

例)過去のバックナンバーを参照してください。

「バックナンバー」とは、雑誌など、定期刊行物の旧号のこと。
バックナンバー自体が過去のものを指します。
⇒ バックナンバーを参照してください。
過去の号を参照してください。

例)一番ベストな選択です。

「一番」と「ベスト」が重言。
同様に「最もベスト」も意味が重なっています。
書き換えると……

⇒ ベストな選択です。
⇒ 一番良い選択です。 
⇒ 最良の選択です。

例)その方がよりベターです。

「ベター」は何かと比較して、より良いことを指すので
「よりベター」は意味が重なります。書き換えると……

⇒ その方がベターです。
⇒ その方がより良いです。

外来語は本来の意味を考えずに使うと、
上記のような重言になることがあるので注意しましょう。

<追記>2021.08.04
 外来語と日本語の重言としては、ほかにも
「思いがけないハプニング」「製造メーカー」
 が挙げられます。
 話し言葉では気づかず使いがちですが、
 文字に書いて読むと意味の重なりが分かりますね。

 
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来週、10月18日(火)に開催します!

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[第1部]
マス・メディアからマイ・メディアへ!
~ 広く浅くより、深く確実に伝わる 個人媒体発の情報発信術 ~

を神垣が担当します。

実際の成功事例などもご紹介しながら、
個人発の「マイ・メディア」の育て方について
お話しします。ご期待ください!

●日 時 : 10月18日(火)13:30~17:00
●場 所 : 株式会社 弘法 様 3階セミナールーム

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今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法               < ありがちな重言
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                          「刷新」の重言

重言とは、「犯罪をおかす」のように、同じ意味を持つ言葉を重ねて使っ
てしまうことです。

話し言葉で使うと気がつかなくても、
書き言葉にすると「おや?」と思うことがあります。

知らず知らずのうちに使ってしまいそうになる重言を挙げ、
その言い換え例を示しました。

例)全く新しいものに刷新しなければなりません。

全く新しいものにすることが「刷新」なので、明らかに意味が重なって
います。
⇒ 全く新しくしなければなりません。
刷新しなければなりません。

例)工事は未だに未完成です。
⇒ 工事は未完成です。
工事は未だに完成していません

例)あらかじめ予約しています。
⇒ 予約しています。
あらかじめ確保(決めて・約束)しています。

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読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

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今週は、すっきりしたメール文の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールのダイエット(5)
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                      無駄な言い回しのある文

 今週は、メール文のダイエットについてとりあげてきました。

 不要な表現。これも文章の「ぜい肉」に相当します。例えば…

「支払い方法と上記の内容を入力して、
 ご注文フォームで当店に送信をよろしくお願いいたします。
 商品の取り置きも可能ですが、まず当店に連絡をよろしくお願いいたします。
 ご連絡をいただき次第、すぐにお客様の方に返信いたします」

 上記の文例の「ぜい肉」部分は…

 1)最初と2番目の文の最後に使われている「よろしくお願いいたします」。
   ⇒ 文末にありがちな、同一表現の連続使用

2)「連絡をよろしく」に続いて、次の文でも「ご連絡をいただき次第」とある
  ⇒ 文を整理すれば、使用は一度で済む

3)「まず当店に」の「まず」、「お客様の方に」の「方」
⇒ なくても意味が通じる

 書き終えた後、全文を読み返してみれば「おかしい」と思うはずなのですが
 一文、一文に注力したまま、読み返さずに送信してしまうと
 このようなまとまりのないメール文が相手に届くことになります。
 書き換えてみましょう。

「支払い方法と上記の内容を選択して、ご注文フォームから
 送信をお願いします。
 商品の取り置きも可能です。
 事前にお知らせいただければ、すぐに確認し、ご連絡いたします」

 同じ言葉や表現の連続使用を避け、
 敢えて書かなくても分かる記述を整理すれば
 言いたいことが端的に伝わるスリムな一文にできます。

 大切なことは、最初からうまく書こうとせず
 一度書いてみて、読み返し、整える
 というステップを踏んで、文を調整していくことです。

 最初は手までも、習慣づけることで
 さっと的確な一文が書けるようになります。

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 10月18日(火)に開催します!

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 ●日 時 : 10月18日(火)13:30~17:00
 ●場 所 : 株式会社 弘法 様 3階セミナールーム

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 地方で情報発信していくための「自分メディアの“育て方”」
 についてお話しします。
 
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今週は、すっきりしたメール文の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールのダイエット(4)
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                        敬語を使いすぎる文

 今週は、メール文のダイエットについてとりあげています。

 敬語がやたらと使われているメールも
 うっとうしいものです。次のメール文がそうです。

「この度、弊社が計画しております事業につきまして、
 貴社が提供されています○○サービスをご利用させていただきたく
 検討させていただいておりますが、詳細な内容につきまして
 ご教授いただければ幸いと存じます」

 上記の文例の問題点は…
 1)ちぐはぐな敬語
   ⇒「貴社が提供されています」
 2)「(させて)いただく」の多用
 3)一文がくどい、長い
   ⇒「ご利用させていただきたく検討させていただいて」
    「ご教授いただければ幸いと存じます」

 敬語は使えばよいというものではなく、適切に使ってこそ
 相手への敬意が伝わるものです。

 上記のような「敬語過多」な文は慇懃無礼な印象を与えるだけ。
 書き換えてみましょう。

「この度、弊社が計画中の事業で
 貴社提供の○○サービスの利用を検討しております。
 詳細な内容が知りたいので、資料をお送りいただけますか?」

「詳細な内容につきましてご教授いただければ」では
 何を要求しているのか分からないので、
「詳細が分かる資料を請求したい」という意の文にしました。

 文を書きながら、一語一語に敬語を足していくより
 伝えたいことをまず、普通の一文にしてから
 部分的に敬語に変換すると、「敬語過多」な文になるのを
 避けられます。

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 【しごび】 の お す す め
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 昨日、配信しました…

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     男子禁制! 違いの分かる女子だけに贈る
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  【 オ ト コ の 話 】
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 今回のテーマは
 「ツッカケのオトコ」の話。

 あなたの職場にもいませんか? 
 社内でツッカケに履きかえるオ・ト・コ。

 毎月、「5」の付く日に配信します(5日・15日・25日)。
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今週は、すっきりしたメール文の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールのダイエット(3)
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                          ダラダラした文

 今週は、メール文のダイエットについてとりあげています。

 ダラダラとつながった文も読みにくく、
 何を伝えたいのかがわかりにくいものです。

 「今回、選考に残ったAさんは業務経験も豊富で、○○にも精通し、
  人柄も申し分ないのですが、本人に△△の意向があるので、
  採用を見合わせようと思います」

 上記の文は、接続助詞「で」「し」「が」「ので」で、
 文がつながれています。

 しかも、「採用を見合わせる」という結論が最後に来ているので、
 最後まで読まなければ何が伝えたいのかがわかりません。

 このように長い一文は、最初に結論を述べ、まずそこで一度、
 文を切ります。
 その後に、理由を述べる流れにすると、だらだらした印象が一変して、
 すっきりとわかりやすくなります。

 「今回、選考に残ったAさんの採用は見合わようと思います。
  業務経験も豊富で、○○にも精通し、人柄も申し分ないのですが、
  本人に△△の意向があるためです」

 「A社の営業担当には、佐藤または鈴木および高橋の2名を考えています」

 このように、並列の接続詞が続く文も分かりにくいです。
 上記の文では、「佐藤さんか、鈴木さんのうち1名と高橋さん」なのか
 「佐藤さんの代わりが鈴木さんで、高橋さんが加わる」のか
 あやふやです。

 「A社の営業担当には、佐藤と鈴木の2名を考えています。
  サブには高橋をつけます」

 このように、接続詞をとりはらって
 文を分けるとわかりやすくなります。

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 【しごび】 の お す す め
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