今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < 読者からの質問
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 「付」が指すのは?

<読者からの質問>————————————————

教えていただきたいことがあります。
「付け」という言葉についてです。

例えば条例施行日や人事発令などで「○○月△△日付」
という言葉を使いますが、この「付」という言葉は
どの時点からのことを言うのでしょうか?

例1)10月21日付で新しい条例が《制定》の場合
→10月21日0時からその条例が対象となる。

例2)10月21日付で今までの条例が《廃止》の場合
→10月21日0時でその条例は廃止になりますか?
→10月21日24時までがその条例の対象で22日の0時に
廃止ということですか?

この(例2)がどちらの意味になるのかわかりません。
一般的にはどちらの意味なのでしょうか?

そもそも、「付」という言葉は一般的には
あまり使わないのでしょうか?
(読者 Y.Tさん)
—————————————————————

上記の質問にある「付(づけ)」は
日にちを表す数詞に付いて、その日の発行・発令を表します。
例)4月1付の発令

ですから、ご質問にある「制定」「廃止」についても
“その日”からとしてよいのではないでしょうか。

「10月21日付の制定」であれば、10月21日0時から制定
「10月21日付の廃止」であれば、10月21日0時から廃止
という意味になります。

「付」という言葉は
新聞表記では使われていないようです。

人事異動などの発令日でも「日付」のみ記述し
「付」は付けずに表記しています。
例)法務省人事(15日)

新聞表記の場合は、紙面に入れる文字数を少なくする関係上
「付」をつけないフォーマットで統一されていますが

企業の通達などでは
「20日付通達」「25日付改正分」といった
表記がよく使われています。

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今週は、メールに書いてはいけないことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールに書いちゃダメ!(5)
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                            不確かな話

「~かもしれない」
「~だと思う」

 といった推測や憶測の域を出ない内容のメール。
 きちんと確かめもせずに、「~らしい」というあいまいな情報は
 相手を混乱させたり、トラブルを引き起こしかねません。

「○○さんが言っていたから」という
 人から聞いたという情報も
 次々に人づてに伝わるうちに
 尾ひれがついて、もともとの情報から
 かけ離れた内容になっていくこともあります。

 噂を鵜呑みにしたり、二次的な情報に惑わされたりせず
 自分で確かめる習慣を身につけましょう。

 情報におぼれ、流されるのではなく
 自分の進むべき方向を明らかにし
 迷わず進むためにも、「確かめる」行為は重要です。

 当事者に直接聞く
 事実関係を客観的に調べ、整理する
 といった行為は、特別なことではなく
 誰でもできることです。

 「事実を客観的な視点で伝える」姿勢は、
 メールのやりとりにも必要と考えます。
 

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今週は、メールに書いてはいけないことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールに書いちゃダメ!(4)
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                          ここだけの話

 「実は、ここだけの話ですが…」
 「○○さんだから、お知らせするのですが…」

 こうした秘密のにおいがするメールにも要注意。
 「ここだけの話」と前置きのある話は
 「ここだけ」で済んだためしがありません。

 「ここだけの話」として、人から人へ
 伝わることもなきにしもあらず。

 記録として残るメールに書いてしまった時点で
 それは、いつ何時、「ここだけの話」でなくなるか
 分からないのです。

 もし、その秘密が漏れたとしても
 相手ばかりを責めるわけにはいかないでしょう。
 秘密の元をメールで差しだしたのは自分なのですから。

 人に知られたくない内容は安易にメールに書きこまないことです。
 記録として残るのはまずいと思われる内容は
 電話や直接会って話すなどの工夫が必要でしょう。

 個人レベルのやりとりでも
 秘密の内容には深く関わらないのが無難かもしれません。

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 【しごび】 の お 礼
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 昨日、呼びかけた
 「出張におすすめのノートパソコン、教えて!」に
 多数の返信をいただき、ありがとうございます。

 最も多かったのが
 パナソニック「Let’snote」Sシリーズ
 でした。

 軽い・頑丈・充電長持ち
 WiMAXのユニット内蔵という便利さ
 から推す方が多かったですね。

 ということで、早速
 検討したいと思います。

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今週は、メールに書いてはいけないことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールに書いちゃダメ!(3)
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                            余計な話

 人の悪口ではないまでも
 「余計な情報」といのも
 書かれた側は迷惑なものです。

 「独身で」「子どもがいない」「最近、離婚した」といった
 その人のプライベートな情報は
 たとえ聞かれても、第三者が伝えるべきことではありません。

 人の特徴などを伝えるときも
 「背が低くて」「頭髪が薄い」といった
 身体的な特長を挙げるのもNG。失礼です。

 このほか、伝えるべき用件の本質から外れた情報は
 「余計な情報」で、雑音と同じです。

 自分が知っていることでも
 相手にとって必要な情報とは限りません。

 知ったかぶりや、サービス精神を発揮し過ぎて
 聞かれもしないことまで、メールで“饒舌に”語るのは
 控えましょう。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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今週は、メールに書いてはいけないことについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールに書いちゃダメ!(2) 
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                         悪意のある情報

 メールは、記録として残るものでもあるため
 あとで読んで嫌な気持ちになることは
 書かない方が賢明です。

 人の悪口・陰口は
 後で自分が読んでも、人に読まれても
 気分の良いものではありません。

 隠したつもりでいても
 人づてに本人に届いてしまったとき
 評価を落とすのは自分自身です。

 人を中傷するような内容や噂に過ぎないことを
 真に受けたり、鵜呑みにしないこと、
 それを無責任に他者に広めないことです。

 チェーンメールなどもその一種ですが
 「おかしい」と思った時点で自分のところで止める勇気を持ちましょう。

 「~であるらしい」「~ということだ」という
 不確かな情報に振り回されたり、
 人がそう言っていたからと短絡的に決めてかかったりせず

 自分で直接確認したり、調べてみて
 最終的な判断をする習慣をつけたいものです。

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今週は、メールに書いてはいけないことについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < メールに書いちゃダメ!
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                          個人情報の扱い

今、取材記事を担当しているある雑誌は
取材する相手の名前や住所が外部にもれないよう
専用のサーバーを設け、
編集部の原稿のやり取りはすべて、
そのサーバに原稿のファイルをアップしています。

本人や家族の名前や住所などは
通常のメールのやり取りには書かないよう
事前に注意がありました。

あまりの徹底ぶりに面喰いましたが
後々のトラブルを考えれば
面倒でも安全な方法を選ぶ、ということでしょう。

通常のメールのやり取りでは
底までの徹底ぶりはないものの
書く側が気をつけなければならない
「書いてはならない情報」があります。

今週は、そんな
メールに書いていけない
ことについてとりあげます。

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