今週は、メール表現のグレードアップについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 好感度アップの表現法(4)>
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「すべからく」
いつも何気なく使っている表現を、より感じよく印象付ける、
メール表現のグレードアップ。
好評につき、VOL.1699
に続いて、今週もご紹介していきます。
知り合いに「なかんずく」という言葉を好んで使う人がいました。
「なかんずく」とは、多くの物事の中で「とりわけ、中でも」
という意味で使われる言葉で
もともとは「中に就(つ)く」という漢文訓読から転じたもの。
その人が「なかんずく」を使うたび
分かるような分からないような妙な感じで
あいまいな受け答えしていたことがあります。
このように、文語調の古めかしい表現をいくつか挙げてみましょう。
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けだし、名言ですね。
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「けだし」は「確かに、思うに」という意味で使われるほか
「あるいは、もしかして」という意味でも使われます。
この場合は「確かに、名言ですね」と書き換えるほうが分かりやすいです。
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社会人たるもの、すべからく守るべし
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「すべからく」は、漢文訓読に由来する語で、
「すべくあらく(すべきであることの意)」の訳だとか。
「すべからく~べし」というのが一つの型になっています。
これは「当然」とか「ぜひ」と書き換えることができ、
この場合は
「社会人であれば、当然、守るべきです」
となります。
語感から「すべて」と意味を取り違えられやすいので
注意が必要です。
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