今週は、読み返すときのチェックポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < メール文の調整法(4)
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                       主語に呼応する述語

 「書きあげる」⇒「読み返す」⇒「整える」の3つのステップのうち、
 メール文を「整える」作業について述べます。

 文体の統一をチェックしたら、次は
 文そのものが読みやすくなっているかどうかを確認しましょう。

 例えば、主語と述語がきちんと呼応しているか。

 主語と述語の間に文章を詰め込み過ぎると、文章の焦点がぼやけ
 結局、伝えたいことが相手にうまく伝わりません。

 × 私の役割は、毎月の目標を定め、個々のメンバーのやる気を引き出して、
   プロジェクトチーム全体の作業効率を上げていくようにします。

 上記の例文のように、主語「私の役割は」から始まり、
 その時々で思いつくことを書いていくと、まとまりがなく、
 述語とも結びつかない一文になってしまいます。

 ▼ 主語と述語を近づける
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 主語に述語がきちんと対応する文に書きなおしてみましょう。

 ○ 私の役割は、プロジェクトチーム全体の作業効率を上げることです。
   そのために、毎月、目標を定め、個々のメンバーのやる気を
   引き出すことを意識しています。

 主語と述語が近づくように文章を見直すことで
 一文が短くなる効果があります。

 引き締まった的確な文章が書けるようになるためにも、
 主語と述語の間に他の文を詰め込まないようにすることが大切です。
 
 文章を書くときは、「主語に対して述語は…?」を意識して
 書く習慣をつけましょう。

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 【しごび】 の お す す め
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