今週は、読み返すときのチェックポイントについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < メール文の調整法(5)>
◆─────────────────────────────────◆
文を短く
「書きあげる」⇒「読み返す」⇒「整える」の3つのステップのうち、
メール文を「整える」作業について述べてきました。
・文の調子を整え、統一する
・主語と述語がきちんと呼応しているか
上記2つのポイントに、もう1点付け加えるならば
「文をできるだけ短くまとめる」
です。
読み返したとき、同じようなことを繰り返し述べていたり、
もたついて読みにくかったりする言葉や文はありませんか?
例えば…
「日程の変更について、何卒よろしくお願いいたします。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします」
上記のように、定番化しているフレーズ「よろしくお願いいたします」を
繰り返し使っている例。
前に来る「何卒」と「どうぞ」が変っているだけですが、
書いている本人は、それに気づかないことがよくあります。
▼ なくても意味が通る言葉は省く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「対応することができます」「交換することが可能です」のように
「~することが」というフレーズを使いがちですが、
これを省略しても文意は変りません。
「対応することができます」→「対応できます」「対応可能です」
「交換することが可能です」→「交換できます」「交換可能です」
「迅速な対応を目指していきたいと思います」という一文も
「迅速に対応してまいります」と言い切って、文を短くすれば
前文が他人事のような印象を与えるのに対し
すぐ実践する意志が感じられます。
無意識に書いている言葉も、読み返してみると
意味が重なっていたり、なくても意味が通じるものがあります。
削除して、“ぜい肉”のないスッキリした文章に整えましょう。