今週は、読み返すときのチェックポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < メール文の調整法(5)
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                            文を短

 「書きあげる」⇒「読み返す」⇒「整える」の3つのステップのうち、
 メール文を「整える」作業について述べてきました。

 ・文の調子を整え、統一する
 ・主語と述語がきちんと呼応しているか

 上記2つのポイントに、もう1点付け加えるならば
 「文をできるだけ短くまとめる」
 です。

 読み返したとき、同じようなことを繰り返し述べていたり、
 もたついて読みにくかったりする言葉や文はありませんか?

 例えば…
 「日程の変更について、何卒よろしくお願いいたします。
  それでは、どうぞよろしくお願いいたします」

 上記のように、定番化しているフレーズ「よろしくお願いいたします」を
 繰り返し使っている例。

 前に来る「何卒」と「どうぞ」が変っているだけですが、
 書いている本人は、それに気づかないことがよくあります。

 ▼ なくても意味が通る言葉は省く
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「対応することができます」「交換することが可能です」のように
 「~することが」というフレーズを使いがちですが、
 これを省略しても文意は変りません。

 「対応することができます」→「対応できます」「対応可能です」
 「交換することが可能です」→「交換できます」「交換可能です」

 「迅速な対応を目指していきたいと思います」という一文も
 「迅速に対応してまいります」と言い切って、文を短くすれば
 前文が他人事のような印象を与えるのに対し
 すぐ実践する意志が感じられます。

 無意識に書いている言葉も、読み返してみると
 意味が重なっていたり、なくても意味が通じるものがあります。
 削除して、“ぜい肉”のないスッキリした文章に整えましょう。

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