今週は、相手に対して失礼になる表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 失礼な表現
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                           「部長なりの」

普段から使っている表現も
使い方や使う相手を間違えると
失礼になることがあるので注意が必要です。

例えば「~なりの」という言い回し。

「話し合えば、それなりの成果はあるものです」
「彼には彼なりのやり方があるのでしょう」

のように使い
「(それ)相応の」という意味があります。

▼ 敬意を示す相手には使わない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、次のような使い方はどうでしょうか。

部長なりのお考えをお持ちだと思いますが…」

敬意を示す相手に対して
「部長なりの」といった使い方は失礼になります。

敬意を示す相手に対して
「部長なりの」といった使い方は失礼になります。

「それ相応の」という意味の「~なりの」を
目上の相手に使うと、
見下したような印象を与えるからです。

「部長のご意見をお聞かせください」
「部長はどのようにお考えですか」
「部長はいかがでしょうか」
などの表現の方が適切です。

<追記>
 自分から目上の相手に対しては
「私なりに考えてみたのですが(ところ)……」
 といった使い方ができます。

 自分には使っても
 人には使わない方が無難ではないでしょうか。

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