今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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                         「まで」の使い方

<読者からの質問>————————————————

メールのマナーについてご教授いただきたく
メール致しました。

「情報まで」「ご連絡まで」という表現についてですが
「○○まで」というのは適切な使い方でしょうか?

「○○までに」という使い方をする方がいたのですが
これでも問題ないでしょうか?

以前にもメルマガで取り上げられていたように
思いますので、大変恐縮ですが教えてください。
(読者 Y.T さん)
——————————————————————

「○○まで」というのは適切な使い方です。
ここで使う「まで」は、
意味合いとしては「だけ」に相当する、文末を結ぶ言葉です。

「取り急ぎ○○まで」
「まずは○○まで」
のように「取り急ぎ」「まずは」とセットで使うことによって

「とにかく急いでいるので○○だけ、お伝えしますね」
という気持ちを伝えるものです。

例)取り急ぎご連絡まで
  まずはお知らせまで

※参考

一方、「○○までに」という表現ですが

「明日までにお持ちください」
「完膚(かんぷ)なきまでにたたきのめす」
「お礼のしるしまでに持参いたしました」

と限界や程度を示したり、
「それ以上のことはしません」という意を伝えるときに
使いますが

上記の「○○まで」のように
文末を結ぶ言葉として使うのは
そぐわないように思います。

 
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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
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 「天寿を全う」に代わる言葉

<読者からの質問>————————————————

>  「大往生」や「天寿を全う」というフレーズは
>  遺族側が使う言葉であり
>  遺族に対して使う言葉ではないことを覚えておきましょう。

これは知りませんでした。
実際「天寿を全うされて・・・」なんて書いたこともあります。

あやかりたく思う気持ちをこめて長寿に触れるには
どういった表現がよろしいのでしょうか?

根本的に弔辞というものは
淡々と書けばいいということなのかもしれませんが・・・

(読者 星のおじ様)
——————————————————————

上記の質問は
 「遺族にかける言葉< 悲しみのメール(4)>VOL.1844」
の記事に対してのものです。

誰の手も煩わせることなく逝った人に対して
自分もそんなふうに逝きたいと感じることがあります。

ですが、「死」はあやかるものではなく
肉親、他人の別なく、
今、残された者がしっかりと「生きる」ことが大切なような気がします。

ですから、遺族でない人が
亡くなった人の死に対して言葉をかけるとしたら

「○○さんのように清々しく生きたいものです」

「○○さんは最期まで多くのことを教えてくださいました」

といった表現はいかがでしょうか。
言葉を選ぶので、表現は難しいですが…。

そのかたの「死」にフォーカスするのではなく
その生き方、生き様という「生」に重きを置いた表現で
気持ちを伝えられたらいいですね。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 読者からの質問
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「ご苦労様」と「お疲れ様」

<読者からの質問>————————————————

「ご苦労様」と「お疲れ様」
の上司に対しての使い分けをご伝授願えればと思います

あるいは既に終わって見逃しているかも知れず
その時はごめんなさいです。
(読者 仙人さん)
——————————————————————

以前、何度かとりあげたことがあるテーマですが
よく質問があるので、改めてご紹介しましょう。

・「ご苦労様」
自分のために何か仕事をしてくれた人に対するねぎらいの言葉

・「お疲れ様」
一緒に仕事をした相手に声をかけ合うような場合に多く用いられる表現

ねぎらいの言葉は、上位者から下位者に向けてかけるものであるため、
上司から部下へは「ご苦労様」を使います。

対して、部下から上司へは
「お疲れ様」、あるいはもっと丁寧に表現するのであれば
「お疲れ様でございました」を使います。

部下が上司に対し、ねぎらいの言葉である
「ご苦労様」を使うのは不適切なため、注意が必要です。

参考:
お疲れ様< 読者からの質問(3)>VOL.623

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今週は、文章を確認するときの参考情報を紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 調べ、確認するために(5)
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                          横断して調べる 

 先日、メールマガジンの読者の方から
 言葉の表記について質問がありました。

 質問者はすでに共同通信社の「記者ハンドブック」を所有。

 幾つかの表記について
 「記者ハンドブック」で調べたが
 それでいいのかどうか、疑問が残るので…
 という問い合わせでした。

 その読者のかたからの質問は
 今度改めてご紹介するとして

 その時、私がどのように対処したかを述べますと…

 質問があった言葉の用例を
 先日当メルマガでご紹介した
 講談社校閲局「日本語の正しい表記と用語の辞典」
 で調べてみました。
 
 用例をたどっていくと
 該当するものがあったので
 そこで一つ解決。

 「日本語の正しい表記と用語の辞典」でも
 違いが分からない言葉があったので

 それは、
 「朝日新聞の用語の手引」にあたり
 さらにインターネットの辞書「デジタル大辞泉」で意味を確認。

 そうして調べた内容を根拠に
 回答しました。

 これは一例ですが
 共同通信社の「記者ハンドブック」
  ↓
 「朝日新聞の用語の手引」
  ↓
 「日本語の正しい表記と用語の辞典」
  ↓
 「デジタル大辞泉」

 このように
 複数の用語集や辞書に当たり
 調べると、疑問や予測の手掛かりを見つけることができます。

 手間に見えるかもしれませんが
 一つの情報源だけでなく
 複数の情報を比較検討することで
 言葉の理解が深まります。

 信頼できる情報源を幾つか持ち
 それを横断して調べることも
 語彙力を増やすうえでは有効ではないでしょうか。

 共同通信社「記者ハンドブック」
 
 「朝日新聞の用語の手引」
 
 講談社校閲局 編集「日本語の正しい表記と用語の辞典 第二版」
 
 デジタル大辞泉
 
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 【しごび】 の お す す め
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  今回のテーマは…
 「手のかかるオトコ」。
 
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今週は、文章を確認するときの参考情報を紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 調べ、確認するために(4)
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                          敬語の確認に 

 基本的な敬語の言い換えを知っておくと
 自分が迷ったり、分からなくなったりしたときに
 役立ちます。

 辞書で知られる三省堂の Web Dictionaryのサイトに
 「基本語から引く尊敬語・謙譲語・丁寧語」
 というページがあります。

 ここに、使用頻度の高い動詞の
 尊敬語・謙譲語・丁寧語
 が一覧で表示されています。

 ▼基本語から引く尊敬語・謙譲語・丁寧語  <動作・存在>  

 例えば、「する」。

 尊敬語は「なさる」
 謙譲語は「いたす」
 丁寧語も「いたす」

 のように、一覧で確認でき
 中には用例が挙げられているものもあります。

 このほかに、書籍では
 「敬語のお辞典」という楽しいタイトルの本も。

 敬語を含む会話例役5000を
 キーワードを見出しにして
 意味別、場面別に1ページ単位で紹介
 (見出しには敬語以外の語も含まれます)。

 特に、「お」のつく言葉が数多く集められています。
 タイトルの「お辞典」も、それを強調するためのようです。

 会話文を基本にしているので
 書き言葉としてはそぐわないものもあるのですが
 「敬語を身近に感じる」ための1冊として
 面白い本だと思います。

 「敬語のお辞典」 

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 【しごび】 の お す す め
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今週は、文章を確認するときの参考情報を紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 調べ、確認するために(3)
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                        語彙を増やすには 

 先週、『「伝わる」文章作成術』という講座を行ったとき
 受講者のかたから

 「語彙を増やすのに参考になるものはありますか?」

 という質問がありました。

 そのとき、ご紹介したのが
 「類語辞典」
 です。

 辞書としてもたくさん出ていますが
 これはインターネット上にもあるので
 すぐ調べることができます。例えば……

 Weblio 類語辞典
 
 goo類語辞書
 
 などがあります。

 試しに、今年の新語・流行語大賞に選ばれた
 「ワイルドだろぉ」の「ワイルド」の類語を調べてみましょう。

 「性格・振る舞いなどがワイルド」という意味での用例は…

  野性的な ・ 粗野な ・ 野蛮な ・ 乱暴な ・ 武骨な など

 「演奏・表現などがワイルド」という意味での用例は…

 荒々しい ・ 狂熱的な ・ 激しい(動きの~) ・ 力強い ・ わいざつな
 など

 このように言い換えられることが分かります。

 文中に同じ言葉や表現が続くようなときは
 類語辞典で調べて、ほかに言い換えられる言葉を探してみましょう。

 この作業を習慣にするだけで
 語彙を増やすことができます。

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 【しごび】 の お す す め
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 大事です。
 「お金の流れをイメージする」こと。

 どんな仕事にも必要と思うのですが
 できる人とできない人が
 いるんですよね…。

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 第40号 ストーリーをつくる その3 提案書 
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  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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