今週は、公用文に見る漢字表記についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 漢字の使用(5)>
◆─────────────────────────────────◆
仮名で書く語句-2
今週は「公用文における漢字使用」と
新聞表記の漢字使用の基準との違いついて
取り上げてきました。
昨日に続き
次に挙げる語句も、例文のような使い方をするときは
原則、仮名で表記します。
・・・かもしれない → 間違いかもしれない。
・・・てあげる → 図書を貸してあげる。
・・・ていく → 負担が増えていく。
・・・ていただく → 報告していただく。
・・・ておく → 通知しておく。
・・・てください → 問題点を話してください。
・・・てくる → 寒くなってくる。
・・・てしまう → 書いてしまう。
・・・てみる → 見てみる。
・・・てよい → 連絡してよい。
・・・にすぎない → 調査だけにすぎない。
・・・について → これについて考慮する。
上記の語句は、補助用言や補助動詞で
補足的に使われるものです。
文章にもよく登場するため
公用文でも、新聞表記でも
仮名で書きます。
新聞表記では
「話してください」は「話す」という動詞を
補助するので仮名表記ですが
「猶予を下さい」のように
「もらう」という意味で使う場合は
「下さい」と表記して区別します。
パソコン入力では
「・・・て行く」
「・・・て頂く」
「・・・て来る」
「・・・て良い」
「・・・に過ぎない」
のように漢字変換したまま使いがちです。
これらも仮名表記にする方が文が読みやすくなります。
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから