今週は、公用文に見る漢字表記についてです。
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  仕 事 の メ ー ル 作 法              < 漢字の使用(5)>
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                          仮名で書く語句-2

今週は「公用文における漢字使用」
新聞表記の漢字使用の基準との違いついて
取り上げてきました。

昨日に続き

次に挙げる語句も、例文のような使い方をするときは
原則、仮名で表記します。

・・・かもしれない → 間違いかもしれない
・・・てあげる   → 図書を貸してあげる
・・・ていく    → 負担が増えていく
・・・ていただく  → 報告していただく
・・・ておく    → 通知しておく
・・・てください  → 問題点を話してください
・・・てくる    → 寒くなってくる
・・・てしまう   → 書いてしまう
・・・てみる    → 見てみる
・・・てよい    → 連絡してよい
・・・にすぎない  → 調査だけにすぎない
・・・について   → これについて考慮する。

上記の語句は、補助用言や補助動詞で
補足的に使われるものです。

文章にもよく登場するため
公用文でも、新聞表記でも
仮名で書きます。

新聞表記では
「話してください」は「話す」という動詞を
補助するので仮名表記ですが

「猶予を下さい」のように
「もらう」という意味で使う場合は
「下さい」と表記して区別します。

パソコン入力では
「・・・て行く」
「・・・て頂く」
「・・・て来る」
「・・・て良い」
「・・・に過ぎない」
のように漢字変換したまま使いがちです。
これらも仮名表記にする方が文が読みやすくなります。

 
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