今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < おかしな表現(3)>
◆─────────────────────────────────◆
「変」か「転」か
「 わざわい変じて福となる 」
故事成語をさりげなく文中に添えると
ちょっと知的な印象を相手に与えるものですが
使い方を間違えると、逆効果。
知的な印象どころか、残念な印象にしかなりません。
上記の故事成語も、そんな残念な一例です。
正しくは
「 わざわい転じて福となす 」
禍(わざわい)に襲われても、
それを逆用して幸せになるように取り計らう
ことを意味します。
中国の史書「戦国策」の中にある言葉ですが
わざわいは「変じる」のではなく、「転じる」。
つまり、厄介を幸福に「転換する」力を指します。
また、最後の「福となす」は漢字で書くと「為す」。
禍を福に転換するように「事を為す」のであり
都合よく状況が好転して「福となる」わけではない
ということでしょう。
一見、大きな失敗やピンチと見える事柄も
立場や見方を変えることで、
成功やラッキーに逆転することができる
という場面で使える故事成語が
「 わざわい転じて福となす 」
です。
間違えないように正しく使って
差をつけたいですね。
◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガ、そろそろ書籍化されてもいいのでは?
第80号 プレゼン12【本番】
————————————————–
【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
————————————————–
「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
その答えが、このメルマガを読めば分かります。