今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < おかしな表現(3)
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                        「変」か「転」か

 「 わざわい変じて福となる 」

 故事成語をさりげなく文中に添えると
 ちょっと知的な印象を相手に与えるものですが
 使い方を間違えると、逆効果。
 知的な印象どころか、残念な印象にしかなりません。

 上記の故事成語も、そんな残念な一例です。

 正しくは
 「 わざわい転じて福となす 」

 禍(わざわい)に襲われても、
 それを逆用して幸せになるように取り計らう
 ことを意味します。

 中国の史書「戦国策」の中にある言葉ですが
 わざわいは「変じる」のではなく、「転じる」。
 つまり、厄介を幸福に「転換する」力を指します。

 また、最後の「福となす」は漢字で書くと「為す」。
 禍を福に転換するように「事を為す」のであり
 都合よく状況が好転して「福となる」わけではない
 ということでしょう。

 一見、大きな失敗やピンチと見える事柄も
 立場や見方を変えることで、
 成功やラッキーに逆転することができる
 という場面で使える故事成語が
 「 わざわい転じて福となす 」
 です。

 間違えないように正しく使って
 差をつけたいですね。

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 【しごび】 の お す す め
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