今週は、取り違えやすい言葉についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法     < 似て非なる表現(4)
◆─────────────────────────────────◆
潮が引くのは?

似たような表現なのに、実は意味が違う……
そんな表現を今週は取り上げてきました。

しおどき」と「ひきぎわ」。

似たような表現ですが
「辞める頃合い、退く時機」という意味で使うのは、
どちらでしょう?

「しおどき」は「潮時」と漢字で書きます。
潮の満ちる時、引く時という文字通りの意味のほかに
物事を始めたり終えたりするのに適した時機、
好ましい時機という意味があります。

「しおどき」というと
やめたり、終わりにしたりする時機
という、マイナスのイメージでとらえがちですが

漁に出る漁師が潮の状況を判断して、
最も適したときに船を出すことから生じた言葉で
「好機」を示すのが「しおどき」です。

そのため
「彼とはそりがあわなくなり、そろそろ付き合いの
しおどきと考えました」
という使い方はNG。

対して「ひきぎわ」は「引き際」と書き
職場・仕事・地位などを退くまぎわ
退く時機や退き方のことを指します。

したがって、「辞める頃合い、退く時機」という意味で使うのは
「ひきぎわ」です。

例)
しおどきを待って勝負に出ましょう。
・長く今の地位にしがみつかず、ひきぎわを考えねば。

といった使い方をします。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

ビジネスメールの対応に悩むあなたへ

神垣あゆみ 6冊めの新刊です♪
——————————————-
☆『 言いたいことが5秒で伝わるメール術 』☆
—————————————

「客先とのメールの対応に自信がない」
「どのように書いていいか分からない」

そんな悩みを解決するメール対応の入門書として、
文例を数多く挿入し、すぐに使える実用的な内容にまとめました。

ぜひ、職場や仕事で、メール対応に困っているかたに
ご紹介ください!