今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(4)
◆─────────────────────────────────◆
冷たい印象を与えない表現

<読者からの質問>————————————————

普段、メールを作成する際には
簡潔にしようと心がけているのですが、
文面がどうも冷たい印象になりがちなのが気に掛かっています。

ビジネスにおいては、要件が伝わればそれで良いのかもしれませんが、
なにか一工夫できないかと悩んでおります。    (読者 M.Yさん)

——————————————————————

実はこうした質問は
他の読者、特に女性の方からよくいただきます。

ちょっとした表現の工夫で
女性らしく、やさしい印象の文面にできるので
メールの文面が和らぐ3つのポイントをご紹介しましょう。

●メールの文面が和らぐ 3つのポイント

1)「~してください」という表現を
お願いや問いかけの表現に変える

2)気持ちを伝える緩衝材になる表現を添える

3)文末に「ね」添える

1)「~してください」という表現を
お願いや問いかけの表現に変える

今週配信したVOL.2097 にも通じる内容なので
バックナンバーを参考にしてください。

2)気持ちを伝える緩衝材になる表現を添える

断るとき「参加できません」で終わらせず
「残念ですが」「心苦しいのですが」
といった気持ちを伝える緩衝材になる表現を
添えると文面が和らぎます。

ほかにも
「うれしく思っています」
「楽しかったです」
といった感情を伝える表現を添えると
気持ちが伝わります。

3)文末に「ね」添える

「先方へも連絡しておきますね」
「大変でしたね」
のように、文末に「ね」を添えると
相手に呼びかけるようなやさしい印象を与えます。

時と場合によりますが
文末に「ね」を使うのも一つの方法です。

ただし、使いすぎると
なれなれしい印象を与えて逆効果なので
ピンポイントで効果的に使いましょう。

メールの文面が「冷たい印象」を与える、
ということは、言い換えれば
「あたたかみのない」メールということ。

事務的に、用件を絞って簡潔に書けば書くほど
「あたたかみ」というのはなくなっていくものです。

仕事のやり取りに、それが求められているかというと
必ずしもそういうわけではなく
社内のやり取りなどは
「余計な気は使わなくていいから、用件だけ知らせて!」
というケースもあるでしょう。

メールのやりとりが一般化した昨今
仕事のやり取りでは、それほど気にすることはない
のかもしれません。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む