今週は、いわゆる“クッション言葉”についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 緩衝材になる表現(5)>
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意見を返す
ストレート過ぎる表現を和らげる「緩衝材」になる言い回しを
今週は紹介してきました。
相手に提案するとき、
「余計なことかもしれませんが」より
「差し出がましいこととは存じますが(思いますが)」という
表現を使うと、慎ましやかな印象に……
と、VOL.2114で紹介しました。
では、相手に意見するときは
どのような表現を使うとよいでしょうか。
「お言葉を返すようですが」
という表現がありますが
反論する姿勢を伝える言い回しなので
「緩衝材」になる表現かというと、疑問が残ります。
代わって
「大変申し上げにくいのですが」
と書き換えることができます。
例)
大変申し上げにくいのですが
今の状況では、デザインを全面変更するしかないと思います。
断るときの
「大変心苦しいのですが」
「大変ありがたいのですが」
のように心情を伝える表現を知っておくと
判で押したように
「すみませんが」を繰り返すのを避けることもできます。
その時々に応じ
相手の反感を買わず、心遣いを伝える
表現を使うことができたらいいですね。