今週は、配慮のある敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 気配り敬語(3)
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                         「渡してください」

今週は、相手に受け入れられやすい
配慮のある敬語表現について取り上げています。

明日、客先に行くという上司に、ことづけたい書類があるとき

「Aさんに資料を渡してください
「Aさんに資料を渡してもらえます?」
「Aさんに渡してほしい資料があるんですが

という一文が思いつきます。
しかし、自分より目上の相手に頼むには
もう一工夫したいところ。

なぜなら、上記の文例はいずれも
相手の意向を聞かず、自分の都合で書いた
印象を与えるからです。

「~してください」の代わりに
「~いただけますか」と問いかける表現に書き換えてみましょう。

「Aさんに資料をお渡しいただけますか
「Aさんに資料をお渡し願えますか

あるいは、少し長くなりますが
「ありがたいのですが」「ご面倒をかけますが」
というひと言を添えてお願いします。

「Aさんに資料を渡していただけるとありがたいのですが
ご面倒をかけますが、Aさんに資料をお渡しいただけますか」

「~してください」という言い回しは
メールでは命令調に感じることがあるので
問いかける形にしたり、緩衝材になる言葉を添えたりすることで
表現を和らげることができます。

 
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