今週は、言葉の本来の意味について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 本来の意味(2)
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「世間擦れ」

今週は、実は知らずに使っていることの多い
言葉の本来の意味を紹介しています。

「世間擦れ」と書いて「せけんずれ」と読みます。

「彼は世間擦れしているから」

という一文を
あなたはどのような意味で受けとりますか?

「せけんずれ」の「擦れ」は
こすれて、痛んだり減ったりすること。

「世間擦れ」とは、文字通り
世間にもまれ、さまざまな経験や人と接するうちに
初々しさや純真さが失われ、ずる賢くなっている
こと
を指します。

しかし、語感からは
「擦れ」より「ズレ」
というイメージがあり

一般の感覚からずれている、世情に疎い
つまり、「あの人は天然だから」という
どちらかというと好意的なニュアンスで使っている
ケースも。

しかし、本来の意味は、
世俗の経験を積んで悪くなっている
という言葉のため、

「彼は、まだ随分若いのに世間擦れしている」
のように、マイナスな意味合いで使われることが多く
褒め言葉には適しません。

褒め言葉として使う場合は
「経験豊富な」
「その道に熟達した」
という表現の方が好ましいでしょう。

ちなみに、「世間擦れ」の類似語は
「老獪(ろうかい)」「すれっからし」。

反対語は「世間知らず」
です。

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