今週は、わかりにくい文章について取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 伝わりにくい書き方(2)
◆─────────────────────────────────◆
                       はっきりしない表現

 今週は、相手に意図が「伝わりにくい書き方」の例を挙げ
 その対策を紹介しています。

 「修理には相当かかるようです」

 現場の設備が壊れ、修理を要するというとき、
 上記のように書いて上司にメールを送信しても
 「相当」では、どのくらいの料金かさっぱり分かりません。

 では、次の一文はどうでしょうか?

 「修理には10万円くらいはかかるらしいです」

 「10万円」という金額の目安は分かりますが
 11万なのか、15万なのか、もっと費用がかかるのか
 分からない上、

 「くらいは」「らしい」では、それが正確な情報なのかどうか
 はっきりしません。

 修理の手配をして、ある程度、目算がつくのであれば
 「修理には10万円以上かかる見込みです」

 実際に修理業者に見積もりを依頼したのであれば
 「修理の見積もりを取ったところ、13万円かかります

 と書くと、状況がつかめます。

 「~くらい」「だいたい」というぼんやりしたくくりや
 「らしい」「ようだ」といった人づての表現では
 相手ははっきりとイメージできません。

 見たり聞いたりしたままではなく
 実際の金額を調べたり、確認したりしたうえで
 数字で示すようにすると、具体的に状況・状態が伝わります。

 根拠のない予想や大雑把な捉え方ではなく
 その場にいない相手に、できるだけ正確な情報を伝えることを
 意識し、工夫しましょう。

記事全文を読む