今週は、わかりにくい文章について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 伝わりにくい書き方(3)
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伝文調の表現

今週は、相手に意図が「伝わりにくい書き方」の例を挙げ
その対策を紹介しています。

「会員登録を勧めていますが、断られることが多いようです

状況報告をするときに、上記にある
「~ようです」をはじめ、
「~らしいです」「~といいます」
といった言葉を使うことがあります。

人から人に伝えるときや
不確かではあるけれど、それに近い状況を伝えるときに
使いやすいのですが、

こうした伝文調の言葉ばかり使っていると
事実かどうかがはっきりせず
自信がなさそうに映ったり、人任せな感じを与えたりします。

現状を報告するのであれば
裏付けをとり、下記のように言い切る方が状況が具体的に伝わります。

「会員登録を勧めていますが、10人中8~9人に断られているのが現状です

「これまでに1000個以上の部品を製造してきたということです」

上記の「~ということです」も
文章によく使われる表現ですが、多用すると
人づてに聞いたことを書いて、現場や現状を把握していないのでは?
と取られる可能性があります

人に報告する文面では

「これまでに1000個以上の部品を製造してきました

と、言い切る方が信頼性は増します。

上記に挙げた
「~といいます」「~ようです」「~らしいです」
「~ということです」
は、文章のぜい肉になる表現でもあります。

読み返して、使いすぎていると気がついたら
そぎ落として、文をすっきりさせることで
よりダイレクトに伝わる文章にすることができます。

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