今週は、感情的にならず冷静に伝える表現方法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < カドを立てない表現法
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本音と建前

「ほんと、頭にくる!」
「ばっかじゃないの」
「もう、いい加減にしてほしい」

と思う相手がいたとします。

トラブルの種をまき、人に迷惑をかけても知らん顔。
仕事がらみの間柄とはいえ、
こちらも我慢の限界。

「もう、関わりたくない」
と、こちらから関係を断つという状況で
一番気をつけなくてはならないのが

これが最後だからと、
感情的になってメールで
相手への不満を爆発させてしまうこと。

「今回のミスはそちらに原因がありますよね」
「コロコロ方針が変わって、迷惑です」
「さっさと決めて、次に進めてもらわないと困るんです」

といった、本音が心の中に渦巻いていても
それをそのままメールに書いてしまっては
相手に負の感情をぶつけることになり
返ってくるのも、また負の感情です。

そういうときには
本音は一旦置いておき、

あくまで冷静に、建前を全面展開して
淡々と処理することをお勧めします
(建前というのは、こういう時にこそ有効です)。

「相手の言動がムカつくから、もう縁を切りたい」
と思っていても
だからこそ、
「これまでいろいろとお世話になり、ありがとうございました」
とあくまで丁重に。

目的は、
相手を怒らせ、喧嘩をヒートアップさせることではなく
関わりを断つとか、問題を解決するとか
ミスやトラブルの原因を伝え、注意を喚起すること
です。

今週は、感情的にならず
こじれた相手との関わりを
さらっと清算・処理するメール文の書き方・考え方を
とり上げたいと思います。

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【しごび】 の お す す め
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