今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 敬語レッスン(5)
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読者からの質問

読者の方から、下記の質問をいただいたので、お答えします。
メール以外に電話での受け答えも含まれますが、参考にしてください。

<読者からの質問・1>——————————————–

第三者へ物事を依頼する書類の表題で
「・・・の件について(ご依頼)」
という表現は可能でしょうか?

——————————————————————

上記の( )書きの部分も含めて文章化すると
「・・・の件について依頼します」です。

「依頼する」のは自分なので、自分の動作に尊敬の「ご」は使いません。
この場合は「ご依頼」よりも「お願い」の方が
収まりがよいのではないでしょうか。

「・・・の件について(お願い)」
「・・・についてお願い」

メールの文頭に書くときは
「・・・についてお願いがございます」
「・・・についてお願いしたいことがございます」
とします。

<読者からの質問・2>——————————————–

家族が不在時に電話を受けた時、
「お電話があったことを伝えておきます」或いは
「・・・お伝えします」
どちらが適当でしょうか?

——————————————————————

「お電話があったことをお伝えします」は
電話をしてきた相手ではなく、身内を高めることになるのでNGです。

電話をしてきた相手が、目上の相手であれば
「○○様からお電話をいただいたと申し伝えます」
「○○様からご連絡いただいたことを申し伝えます」

電話をしてきた相手が友人や懇意な相手の場合
「○○さんから連絡があったこと伝えておきます」

<読者からの質問・3>——————————————–

社内の担当者が不在時に電話を受けた時、
「・・・ご用件、・・・に伝えておきます」
「・・・の件、・・・にお伝えします」
社内ですから氏名を呼び捨てにするのは理解しているのですが。

——————————————————————

客先からの用件を自社の担当者に伝えるときは
「申し伝えます」
を使います。したがって

「承知しました。・・・の件を山田に申し伝えます」

とします。

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今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法                    < 敬語レッスン(4)
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おうかがいのことと思います

—————————————————————-
部長から、すでにおうかがいのことと思いますが・・・
—————————————————————-

敬語の間違いに、
尊敬語と謙譲語を取り違えているケースがあります。

上記の文もその一例です。

相手に
「もう聞いていると思いますが…」
という意味合いのことを伝えるはずが

本来「聞く」の謙譲語である「うかがう」を
尊敬語として使っています。

自分が主語の時は
「私はそううかがっていますが…」
と使うことができるのですが

上記の文は、相手が主語となる文ですから
「聞く」の尊敬語「お聞きになる」を
使います。したがって

—————————————————————-
部長から、すでにお聞きになっているかと思いますが・・・
—————————————————————-

とするのが適切です。

同様に
—————————————————————-
部長からうかがっていらっしゃると思いますが・・・
—————————————————————-
という文も、謙譲語を尊敬語として使っているので
下記のように書き換えることができます。

—————————————————————-
部長からお聞きになっていると思いますが・・・
—————————————————————-

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【しごび】 の お す す め
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今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 敬語レッスン(3)
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                      「お知り合いになった

 —————————————————————-
 Facebookでお知り合いになったA田さんのお店へ行ってきました。
 —————————————————————-

 この「お知り合いになった」という言い回し
 ネット上でよく見かけます。

 これは、
 「知り合いになった」相手(この場合は、A田さん)
 に対して敬意を表したいという気持ちから

 「お知り合いになった」という
 敬語を使っています。

 しかし、
 A田さんと「知り合った」あるいは
 「知り合いになった」のは、
 自分。

 上記の文章では表記されていませんが、
 主語は「私」つまり、
 A田さんと「知り合った」自分です。

 ですから
 「お知り合いになった」という尊敬語を
 主語である自分に付けていることになります。

 敬意の対象は、A田さんのつもりでも
 文章では、自分自身に尊敬語を使ってしまっているのです。

 このような場合
 「知り合いになった」ことに敬語を使う必要はありません。

 書き換えるとしたら…

 —————————————————————-
 Facebookで知り合ったA田さんのお店へうかがいました
 —————————————————————-

 自分が主語ですから
 「知り合った」でよく

 敬語を使うとしたら、文末の
 「行ってきました」です。

 「行ってきた」という自分の行為をへりくだることで
 相手に敬意を示す謙譲語を使うのが適切。

 「行く」の謙譲語「うかがう」を使う方が
 敬語の使い方としてしっくりきます。

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 【しごび】 の お す す め
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 「あれって私が考えたんだよね」
 わたしは思ってしまうなぁ。

 だから、広がらないのか……。
 
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今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 敬語レッスン(2)
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「ご許可をいただきたく存じる次第」

—————————————————————-
当アカウントからのフォローのご許可をいただきたく存じる次第です。
—————————————————————-

上記は、SNSのメッセージにあった一文です。

「許可をもらいたいと思います」を
謙譲語に変換すれば、確かに
「ご許可をいただきたく存じる」
となるのですが……

「もらう」の謙譲語は「いただく」
「思う」の謙譲語は「存じる」

ここまで謙譲語を重ねて
時代劇のセリフのような言い回しにする必要があるのでしょうか。

—————————————————————-
当アカウントからのフォローを許可していただけますか
—————————————————————-

もっと簡潔に

——————————-
フォローさせていただけますか

フォローしていいですか
——————————-

という一文で、差し支えないと思うのですが
いかがでしょう?

見知らぬ相手から
「フォローしちゃってもいいですかぁ~」
といったくだけすぎたメッセージが来るのも抵抗がありますが

冒頭のように過剰な敬語のメッセージにも
引いてしまいます。

TPOに合わせた敬語づかいを心がけましょう。

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【しごび】 の お ス ス メ
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シリーズ、第二話。今週木曜です!

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今週は、?なメールの敬語事例をもとに解説します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 敬語レッスン
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                        社名や店名の「さん」

 ————————————————–
 広島そごうさんにも○○屋 本店さんがあるそうです。
 ————————————————–

 企業名や店名に美化語の「さん」を付ける風潮があります。
 敬意を表す一環ではあるのでしょうが
 上記のように「さん」が続くと、いささか滑稽。

 「さん」がないからと言って
 相手に失礼になるわけではなく

 「さん」を付けたからと言って
 相手に特別な敬意を示すわけでもありません。

 相手が「○○屋」の関係者であれば
 「○○屋 本店さん」
 という書き方をすることもあるのでしょうが

 上記の文例のように
 第三者の立場で
 社名、店名を挙げるのであれば

 ————————————————–
 広島そごうにも○○屋 本店があるそうです。
 ————————————————–

 として差し支えないと考えます。

 ここでの「さん」は
 「お店」の「お」や
 「ごあいさつ」の「ご」のような
 使い方をする美化語です。

 相手に対して、少し丁寧な表現をする際に使うものなので
 冒頭の文例のように多用する必要はありません。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 いよいよ明日、開催!

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      第18回 【仕事美人 トーク・カフェ】
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      経理のエキスパート 井上 喜久美 さん
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今週は、覚えておきたいメールの言い回しについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < ちょっとしたひと言(5)
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仕事を振られたときは?

今週は、相手への気遣いを伝える
気の利いたひと言をご紹介してきました。

初めての案件や
難度の高い内容
の仕事を振られたとき

「無理です」
「できません」
と即座に断るのもNGですが

「分かりました。やってみます」
と安請け合いするのも、危険。

できもしないのに引き受けて
「やっぱり、できませんでした」では
話になりません。

このようなときには
「引き受ける」ことを前提に
「どのような段取りで進めるか」を
相談
しておきます。

「今日中に仕上げなければならない案件があるので
明日から取りかかることになりますが、よろしいですか」

「並行して進めている案件がありますので
今週いっぱい時間をいただいてよろしいですか」

「確認作業の時間を含め、1週間ほど
制作期間をいただけますか」

このように、内容に合わせて
どのくらいの時間や日数が必要かを
相手に提示し、確認します。

この時のポイントは
「来週前半くらい」とか
「だいたい」のような
はっきりしない表現はせず

「3日後」「1週間以内」
のように、めぼしがつく日程を
可能な範囲で提示することです。

日程のめどが立てば
そのまま進めるか、他の人に依頼するか
仕事を頼む側も判断できます。

「がんばれば、できるかも」とか
「できるかどうか分からないけど」
といった感覚的な判断ではなく

仕事を完了するためには
まず、仕事量と内容を把握し
どのくらいの時間があれば処理できるかを
具体的に考えることが肝要。

自信がないときや、不安なときは
最初から拒否するのではなく
「ここまでなら可能」「ここからは難しい」と
めどをつけて相手に相談すると
対策を立てることができます。

上記で述べたことは「言い回し」よりも
「心得」に相当しますが
逃げ腰ではなく、挑戦する気構えで
仕事に望むために必要なことではないでしょうか。

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