今週は、否定→肯定表現への変換についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 否定より肯定(2)>
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間違いの指摘
今週は、よく使ってしまいがちな否定表現を
肯定的に書きかえてみましょう。
相手のメールにある表現や記述の間違い
誤解やミスを見つけた場合
「それは違います」
「それは間違っています」
という指摘のし方は
メールで書くと、口で言う以上に
角が立つもの。
純粋に間違いを指摘したつもりでも
指摘された側は、ミスをした自分を責められているような
気持ちになるからでしょう。
まして、相手が上司や客先の場合は
ストレートに「違います」と書くのははばかられます。
このようなときは
「先ほどのメールにはAとありましたが、Bではないですか?」
と、相手の誤りに対して
「こちらが正しいのでは?」と
問いかける形で確認すると角が立ちません。
相手のミスに対して間違いを正すというより
相手にミスを“気づかせる”持っていき方をするのが
ポイントです。
「資料にはこう書いてあるので、あなたが書いていることはうそです」
「間違い」や「誤り」を通り越して
「うそ」という指摘もいただけません。この場合は
「資料にはこう書いてあるのですが、お間違えないですか?」
のように、「うそ」と断言する前に
「~ではないですか?」と
相手に尋ね、確認する優しさを持ちたいものです。
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