今週は気になる敬語表現について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語レッスン(4)>
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不要な「お」や「ご」
1)皆さんのお励ましのおかげで、最終審査に残ることができました。
2)はがきでの申込みの場合は、ご郵便受けへの投函となります。
3)品質管理に万全を期しておりますので、ご安心してご注文いただけます。
4)食事会にご同席させていただき、ありがとうございました。
上記はいずれも下線を引いた言葉が
過剰な敬語表現になっています。
1)の文例は「励まし」に「お」を付けるのではなく
「励ましていただいた」とする方が敬語の使い方としては適切です。
⇒皆さんに励ましていただいたおかげで、最終審査に残ることができました。
2)は、郵便受けに「ご」を使う必要はなく、敬語を使うなら
その前の一文の「申込み」を「お申込み」とする方がしっくりきます。
⇒はがきでのお申込みの場合は、郵便受けへの投函となります。
3)は、後に続く「ご注文いただけます」が敬語になっているので
「安心」の前に「ご」は不要です。
⇒品質管理に万全を期しておりますので、安心してご注文いただけます。
4)は、相手が同席してくれたことを感謝する場合は
⇒食事会にご同席いただき、ありがとうございました。
と「ご」を使いますが
同席した自分のことを言う場合は、自分の行為に尊敬語の「ご」を
付ける必要はありません。
⇒食事会に同席させていただき、ありがとうございました。
なんでも「お」や「ご」を付ければ、丁寧になるわけではありません。
原則として一文に使う敬語は一つですので
名詞や形容詞にまで不要な敬語表現を使わないように気をつけましょう。
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