今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語レッスン
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尊敬の「ご」「お」

当メールマガジンのテーマで
最も関心が高く、質問も多いのが
メールで使う「敬語」についてです。

今週は、実際に受け取ったり、ネット上で目にした
気になる敬語の使い方の事例を取り上げていきます。

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発行者様の連絡先をご登録いただいてない場合は、
登録方法をご確認のうえ、早めに登録をお願いいたします。
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上記は、一読して分かる通り
名詞に尊敬の「ご」を使い過ぎている文例です。

「ご発行者様」は「様」という敬称を付けているので
それだけでよく、さらに尊敬の意を表す「ご」は不要。

2行目の「ご登録方法」も
その後に続く「確認のうえ」に尊敬の「ご」が使われているので
必要ありません。

「お早めに」の「お」も
後に続く「ご登録を」に尊敬の「ご」が使われているので
「早めに」として差し支えないでしょう。

したがって、不要な「ご」「お」を取り除くと
次のようになります。

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発行者様の連絡先をご登録いただいてない場合は、
登録方法をご確認のうえ、早めにご登録をお願いいたします。
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最後の文は
早めの登録をお願いいたします」
としてもよいでしょう。

尊敬の「ご」「お」は
相手の行為や所有物に対する敬意を表すために使いますが

同じ文中にある動詞に「ご(お)~いただく」といった
尊敬語が使われている場合は、名詞や形容詞にまで
「ご」「お」を使う必要はありません。

敬語も過ぎたるは及ばざるが如し。
過剰な敬語表現には注意しましょう。

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