今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 敬語レッスン(2)>
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                    「試飲販売をされていました」

 今週は、実際に受け取ったり、ネット上で目にした
 気になる敬語の使い方の事例を取り上げています。

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 〇〇さんの店先で試飲販売をされていました
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 〇〇には店名が入ります。
 三越とか、ららぽーととか、成城石井とか…

 店名や会社名に「さん」を付ける風潮が
 すでに慣習となりつつあります。
 それについては百歩譲るとして

 店頭販売していることを
 文章で伝える際に、
 「されていました」と敬語を使うことに
 違和感を覚えます。

 そのお店が客先で
 社内の人に伝えるにあたり、敬語を使う
 というのであれば納得するのですが

 通りすがりに目にした街角の風景を
 SNSで伝える文章では
 「さん」付けも、敬語の「されていました」も
 必要なく

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 〇〇の店先で試飲販売をしていました
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 として、誰に対しても失礼にはあたらないと考えます。

 こうした、お店や会社に対して使われる敬語も
 過剰な敬語の一種ではないでしょうか。

 かつては
 ファミリレーストランやコンビニエンスストアの
 アルバイトを中心に「バイト敬語」という
 不自然な敬語表現が広がっていきました。

 しかし、最近では
 大学の先生が授業で学生に対して敬語を使っていて
 こうした現実も過剰な敬語表現の一因になっているように感じています。

 仕事で大学の取材をする機会が多くあるのですが
 教壇で先生が学生に対して
 「読んでおられると思いますが」とか
 「(演習は)終わられましたか?」といった具合に
 声をかけている場面を少なからず見てきました。

 学生が先生に敬語を使うより
 先生が学生に敬語を使う場面が増えていることは

 敬語になじむという点では良いのかもしれませんが
 「それでいいのだろうか」という疑問もぬぐえません。

 敬語というのは
 相手に気を遣うための言葉である以上に
 相手への敬意を表す言葉であると思うのですが
 本末転倒になってはいないでしょうか。

 丁寧な言葉遣いをすることは大切ですが
 上下関係やTPOを踏まえた使い方も必要と感じています。

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 【しごび】 の お す す め
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 理念って掲げるだけじゃだめで
 いかにそこで働く人に浸透しているか……
 なんですよね。

 144号 なんなのだ、この店は?
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  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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