今週は、メールに書かない方がよいひと言についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 余計なひと言(5)
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~するわけではありませんが

今週は、相手に嫌な感じを残すひと言を
取り上げてきました。

「言い訳するわけではありませんが」
「自慢するわけではありませんが」
「反対するわけではありませんが」

このほかにもあると思います
「~するわけではありませんが」
という前置き。

言い訳するわけではない、と書いておきながら
言い訳を

自慢するわけではない、と書きながら
自慢を

反対ではない、と書きつつも
反対意見を

結局は書いているというケース
きっと、山ほどあることでしょう。

自分で否定しておきながら
結局は語っているというのが
非常に回りくどく、もったいぶっていて
よろしくありません。

自分の中で
「これは言い訳(自慢、反対)だな」
という意識があるからこそ
あらかじめ否定して、打ち消そうとするのでしょうが
そんな余計なことを書き添えるくらいなら

「言い訳だとは十分わかっています」
「言い訳になりますが」
のように、自ら認めて
言い訳を書く方が潔いと思います。
少なくとも、相手に不快感は与えません。

自慢話なら
「手前味噌ですが」という便利な言い回しもありますし
「自慢話ですが」と言い切ってしまう方が
わたしは気持ちいいなと感じます。

反論する場合も
「こういう見方もあるのではないですか?」
と問いかける方法で衝突を回避できます。

ストレートすぎる表現も軋轢を生みますが
婉曲過ぎる表現も嫌味に取れたり、嫌な感じを
残したりもするものです。

メールの場合は
相手がどのように受け止めるか
を一度考えてから、書くようにすると
「余計なひと言」で失敗することも減っていくのではないでしょうか。

 

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