今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 続・メールに使える大和言葉(3)
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                            間をつなぐ時

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
クイズ形式でご紹介する第二弾です。

▼第一弾はこちら

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第7問 山田さんが◇◇◇◇てくれたおかげで、関係が修復できました。
(山田さんが間に入ってうまくとりまとめてくれたおかげで)

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第8問 お二方のご縁を◇◇◇ったのが山本常務です。
(2人の間を世話したのが)

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第9問 異業種の交流の□□◇ができれば、うれしいです。
(異業種が交流する仲立ちができれば)

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第7問の答えは
とりなし(て)

気まずくなった関係や場をうまくまとめることを
「とりなす」
と言います。

嫌悪になった状態を好転させたり、
仲直りさせたりするときに用い

「ぎくしゃくしていた両者をとりなすことができた」
のように使います。

とりなすことを名詞で使う場合は
「とりなし」
とし、仲介や仲裁を意味します。

「疎遠になっているA社とのとりなしを頼むことにした」
のように使います。

第8問の答えは
とりもっ(た)

うまくいくように世話をすることを
「とりもつ」
と言います。

「2人の仲をとりもつ」
のように使います。

「とりなす」と「とりもつ」は
似ているので混同しやすいですが

「とりなす」は、対立する二者の間に立ち、良好な関係にすること
「とりもつ」は、二者の間に立って関係を結ぶこと
という違いがあることを理解しておきましょう。

第9問の答えは
橋渡し

両者の間に立って、関係をつくったり
上手くいくように世話をしたりすることを
「橋渡し」
と言います。

「橋渡し」と「とりもつ」は同じ意味の言葉で
縁をとりもつことを「橋渡し」と言い換えたりもできます。

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【しごび】 の お す す め
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人の話を聞くより
自分のことを話したい人が多い気がしています。
人の話をさえぎってまでも……

でも、それって、
結局のところ真に理解してもらうことから
離れていく行為なんだと思いました。

第166号   徹底して聞く
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 【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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