今週は、 メールで失敗しないための心得についてです。 
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 余計なひと言(2)>
◆─────────────────────────────────◆
                             意見の代弁

 数多くのメンバーで構成されるグループやプロジェクト。

 今ならちょうど、子どもの学校のPTAが
 これから総会を迎え、役員交代の時期ですが、

 こういう集まりで必ず一人や二人はいるのが
 「みんなの意見の代弁者」
 です。

 「ここにお集まりの皆さんに代わって」とか、
 「皆さん、同意見だと思いますが」と
 主語が自分ではなく、
 「皆さん」になる人。

 でも、その「皆さん」は、どこまでの人のことを指すのでしょうか。

 参加者全員ではなく、
 せいぜい“代弁者”の半径1.5メートル内外
 (つまり、隣同士で雑談できる範囲)にいる
 人たちなのでは?

 なぜ、「私は」と
 自分を主語に伝えないのでしょうか。

 「私」を主語にして
 「私はこう思いますが、みなさんのご意見はいかがですか」
 「私の意見は~ですが、皆さんはどう思われますか」
 と「皆さん」の意見を問えば、話し合いは進みます。

 でも、
 「皆さん、そう思われています」
 「皆さんが困るのではないでしょうか」
 と、皆さんを主語にするのは、

 「皆さん」の気持ちや意見を代弁する体で
 結局、自分に都合のいい主張を押し通そうとしているように映るのです。

 時として「私が」「私は」と意見を述べると
 摩擦を起こすこともあります。

 「みんなそう言っているから」
 「みんなそうしているから」と
 書いたり言ったりすれば、
 面倒なことにらず、やり過ごせるのかもしれません。

 でも、これだけ巷には
 個人が発信できるツールがあふれているのに
 「みんなが」で全体化するのは
 都合がよすぎる気がしてなりません。



◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 中小企業の新人研修にぜひ、ご検討を!


 オンラインでできるビジネスメールの研修
 --------------------------------------
    ★『仕事美人のメール研修』★
 --------------------------------------
       
 社内で、いつからでも始められ、
 受講者の理解度もチェックできる
 研修サービスです。

 ▼お問い合わせはこちら

11年前から配信中! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン
【 仕事美人のメール作法 】

オンラインでできるビジネスメールの研修
【 仕事美人のメール研修 】

5月に大阪、7月に東京で「たおやか大和言葉講座」開講します!

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む