今週は、 ポジティブライティングのススメです。
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 仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法         < 否定を肯定に!(5)>
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                        「無理」「だめ」

今週は、「否定」表現を「肯定」に変換する
文の書き方、考え方を紹介してきました。

改善策や新たな提案に対して
自らの経験で結果が予測できる人ほど
「それは無理です」
「だめです」
と即座に否定してかかります。

「無理に決まっています」
「絶対だめです」
と言い回しがさらに強調されるケースも。

ダメ出しするのは簡単ですが
人と人とのやりとりです。
もう少し相手の立場や気持ちを尊重した
対応はできないでしょうか。

最初から「無理」「だめ」と否定するのではなく

「確かに改善の余地はあります。
ただ、今回は時間も限られているので
従来の方法で対応しましょう」

「今回は準備に時間がかかりそうなので
次回から対応することにしましょう」

このように、
相手の提案を受け入れつつ、
現状を知らせ、最終的にどのように対処するか
段階的に伝えれば、提案者も理解・納得できます。

提案に対する採用不採用はあって当然ですが、
「無理」「だめ」と頭から否定する言い方は
提案そのものより、
提案した“人”を否定しているように映るおそれがあります。

だからこそ、
言葉を選び、その提案が実現可能か不可能かを
伝える必要があります。

提案する側も
自分自身が否定されているわけではないと心に留め、
最終的な目標が何で、その結果のためにどのように対応するかを
客観的に捉えることが求められます。

不採用でも、そのことに頓着するより
「では、別の方法ではどうだろう」と
頭を切り替え、考え直し、挑戦する意欲としなやかさを持ちたいものです。

 

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