今週は、慣用句の意味について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 本来の意味(5)
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その他の間違いやすい慣用句

今週は、慣用句の本来の意味について
取り上げてきました。

文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」で
取り上げられていたその他の慣用句には

「確信犯」
「名前負け」
「愛嬌を振りまく」
「そうは問屋が卸さない」

があります。

「確信犯」についてはバックナンバーの
気になる言葉< 読者からの質問(4)>VOL.685 で取り上げています。

「名前負け」
○ 名前が立派すぎて、実物が見劣りすること
× 名まえを聞いただけで気後れしてしまうこと

「愛嬌を振りまく」
= 好感の持てる言動や表情をすること

「愛嬌」は、その人の身に備わっていて、言動や顔つきにも自然と現れる
親しみやすいかわいらしさを指します。
対して「愛想」は、人に良い感じを与えるために示す態度や動作のこと。
「振りまく」に呼応するのは「愛想」ではなく、「愛嬌」です。

「そうは問屋が卸さない」
= そんな安値では問屋が卸売りしない、
物事がそんなに具合よくいくものではないという例え

問屋(とんや)とは、卸売商のこと。
卸売りを専門にするのが問屋ですから
「そうは問屋が卸さない」という例えが生まれました。
そう考えると「そうは問屋が許さない」は間違いと分かります。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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まぐまぐニュースに今週前半のメルマガ記事が
紹介されています。

わたし自身も間違えたまま覚えていたので
取り上げてみました。

「まぐまぐ!ニュース」でこの記事が取り上げられました。

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今週は、慣用句の意味について取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法              < 本来の意味(4)>
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                          「寝覚めが悪い」

 今週は、慣用句の本来の意味について
 取り上げています。

 「部下にひどいことを言ってしまって、寝覚めが悪い」
 この一文に使われている「寝覚めが悪い」。

 これは、
 眠りから覚めたときの気分がよくない、という意味から転じて、
 過去の行為を思い出し、良心がとがめることを指します

 実際に、眠りから目がさめる「目覚め」と混同しがちですが
 自分のしたことが気になり、気分が休まらない
 という意味で使う場合は

 「目覚めが悪い」ではなく
 「寝覚めが悪い」です。

 「寝覚めが悪い」を
 別の表現で言いかえると
 「後味が悪い」「心苦しい」
 などが挙げられます。



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文化庁が実施している「国語に関する世論調査」。毎年「えっ、勘違いしてた!」という間違いに気づかせてくれるのですが、今年も多くの人が誤って覚えてしまっているであろう言葉が取り上げられていました。無料メルマガ『 仕事美人のメール作法 』ではその中から特に間違えやすい語句2つをピックアップし紹介しています。 なんとなくこういう意味だろうと捉え、そのまま使っている言葉に気づく機会を与えてくれる「 …

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今週は、慣用句の意味について取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法              < 本来の意味(3)>
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                           「上を下へ」

 今週は、慣用句の本来の意味について
 取り上げています。

 大勢の人がごった返している様子、混乱している状態を
 「上を下への大騒ぎ」
 と言います。

 ここで使われている
 「上を下へ」は、
 上のものを下にし、下のものを上にする
 という意味。

 「上や下へ」や「上へ下へ」と間違いやすいですが
 「上(のもの)を下へ」と(のもの)が省かれている
 と考えれば、「上を下へ」とするのが適切と分かります。

 「カープが25年ぶりに優勝して、広島市内は上を下への大騒ぎでした」

 のように用います

 収拾がつかない状態を指す
 「上を下への大騒ぎ」ですが

 別の表現で言いかえると
 「てんやわんや」「しっちゃかめっちゃか」
 「蜂の巣をつついたような騒ぎ」
 などが挙げられます。


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 ドラマのような一コマ。
 こんなことが
 現実にあるんですね。

 
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今週は、慣用句の意味について取り上げます。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法            < 本来の意味(2)
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                          「琴線に触れる」

今週は、慣用句の本来の意味について
取り上げています。

「彼のスピーチは心の琴線に触れる内容でした」
という一文で使われる
「琴線に触れる」。

これは、物事に感動・共鳴しやすい心の奥深くにある感情を
「琴の糸」に例えた言葉です。

心が激しく揺さぶられるような強い感情というより
じわじわとか、しみじみと心に響く様を表し、
近い意味合いの言葉としては
「心に染み入る」「感じ入る」
が挙げられます。

良いものに触れ、感銘を受けることを指しますが、
反対の相手の怒りを買ってしまう意で
捉えられていることも多いようです。

相手の言動で不愉快になる気持ちを表す言葉としては
「気に障る」「気分を害する」「角が立つ」
などが挙げられます。

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                              「奇特」

 「世の中には奇特な人がいるものだ」
 という一文に使われている「奇特」。

 文字の印象から
 「奇妙で珍しいこと」という意味と
 思い込んでいたのですが

 本来の意味は
 「言行や心がけが優れていて、褒めるに値する様」。

 「彼は奇特な人ですね」は
 変わり者という意味ではなく、
 感心な行いをする優れた人という意味です。

 こうした感覚的な思い込みの期間が
 長ければ長いほど
 本来の意味を知ったときの驚きは大きいものです。

 今回
 文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」の結果の中に
 「奇特」が挙げられており

 自分が誤った意味のまま、ずっと使い続けていたことを知り
 恥ずかしくなりました。

 なんとなくこういう意味だろうと捉え、
 そのまま使っている言葉に気づく機会を与えてくれる
 「国語に関する世論調査」をもとに

 今週は、慣用句の本来の意味について
 取り上げていきたいと思います。



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