今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(3)
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                            「課長様」

 以前、「校長先生」の表記で質問をいただいた方から
 続いて次の質問がありました。

 「校長先生」< うっかり敬語(5)>VOL.2700

 <読者からの質問>————————————————

  今度は、身内には敬語を使わないということで質問です。
  校長ではなく、課長とか係長、班長等の場合も同じになりますか?
  職場での電話のやり取りで、「○○課長は不在です」ではダメで、
  「課長の○○は不在です」とすべきなのでしょうか?

  二重敬語関連では「○○課長様は、いらっしゃいますか」ではなく、
  「課長の○○様は、いらっしゃいますか」となるのでしょうか♪

  課長に敬称の意味があるのなら、
  「○○課長はいらっしゃいますか」でもよろしいのでしょうか?

                           (読者 S.Sさん)
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 敬称の使い方は
 社外の相手に対して使う場合と
 社内の相手に使う場合とに分けて考える必要があります。

 まず、社外の相手に社内の上司の在・不在を伝える場合は
 敬称を付けずに対応します。

  例)上司の名前が山田課長の場合
  山田は出張のため不在です。

 次に、社外(客先)の課長の在・不在を尋ねる場合は
 敬称を付けて対応します。

  例)客先の課長の名前が佐藤の場合
  佐藤課長はいらっしゃいますか?

 この場合、「課長」が敬称なので
 その後にさらに敬称の「様」を付ける必要はありません。

 ただ、最近の風潮として
 電話やメールでも
 「課長様」「部長様」「社長様」といった
 呼び方や表記を聞いたり目にしたりすることがあります。

 役職だけでは呼び捨てにしているような遠慮や
 少しでも丁寧にという思いから
 役職に様を付けるのだと思われます。

 本来は敬称だけで失礼にはあたらないのですが
 「役職+様」の表記が増えつつあるのは事実です。

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