今週は、手紙とメールの様式の違いについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 手紙とメールの違い(4)
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                               末文

 今週は、手紙とメールの様式の違いを
 取り上げてきました。

 手紙は
 ・頭語と結語
 ・時候の挨拶
 を書いたうえで、本題に入り、

 ビジネスメールでは、
 手紙に用いるそれらを省いて、
 すぐに本題に入る、という違いがあります。

 手紙のように「敬具」「かしこ」といった」結語を
 ビジネスメールでは用いませんが、
 最後をしめくくる末文は
 手紙にもメールにも共通して添えられます。

 ビジネスメールでは
 「今後とも(引き続き)よろしくお願いいたします」
 という一文がよく用いられますが、

 手紙の場合は、より言葉を尽くして、丁寧かつ謙虚な
 言い回しが用いられます。例えば

 「皆様のご健康とご多幸をお祈り申しあげます」
 「時節柄、ご自愛くださいませ」
 といった相手の健康を願う末文。

 「一層のご活躍を祈念いたしております」
 「ますますのご発展をお祈り申しあげます」
 といった相手の活躍を願う末文。

 自分の手紙のつたなさを詫びる
 「乱筆乱文お許しください」
 といった末文もあります。

 「末筆ながら」
 「まずは書中にて」
 という言い回しも、手紙特有の表現です。

 ビジネスメールでは、手紙ほどの丁寧さは要しませんが
 「用件のみにて失礼いたします」
 「以上、どうぞよろしくお願いいたします」
 「詳細を改めてご連絡いたします」
 といった末文や

 相手からの返信を求める
 「ご返事お待ち申しあげております」
 「お手数ですが、ご回答いただければ幸いです」
 などの末文を適宜使い分けるとよいでしょう。

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