今週は、悪質メールに見るメールの書き方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 怪しまれないメール対応(5)
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                         怪しいメール事例

 件名が「重要」で始まるメールが2通を
 ほぼ同時期に受信しました。
 1つは

 [重要]「個人情報保護方針」ならびに
 「○○会員規約」「○○スーパーポイント利用規約」改定のお知らせ

 という件名。もう1つは

 【重要:必ずお読みください】XXXX CARD WEBサービス ご登録確認
01/19/2017

 いずれも重要事項を伝えるメールのため、
 社名(ここでは○○やXXXXで表記)が明記され、
 サービス名や日付も書かれています。

 メールボックスに
 上記2通のメールが上下に並んでいると
 怪しさや不信感は感じられません。

 しかし、両メールの「差出人」を見ると
 前者のメールは「○○株式会社」
 後者のメールは「重要通知」
 となっていました。

 件名だけでは気付かなかった
 「怪しさ」が差出人名ではっきりしました。

 差出人のメールアドレスも
 前者は社名のドメインがあるのに
 後者は件名にある社名とは関係ない会社のフリーメールでした。

 本文には
 所定のURLからログインして、IDの変更を促しており
 不審なサイトへ誘導する内容でした。

 一時期、銀行を名乗る似たような内容の迷惑メールが
 横行したことがありますが
 このように
 件名だけでは迷惑メールとはすぐに気付きにくいメールは
 増える一方です。

 今後もビジネスメールを装った迷惑メールは
 巧妙化していくものと思われます。

 いたちごっこではありますが、防御策としては
 受診した時点で、よく確認することが重要。

 自分が仕事で使うメールアドレスや設定が
 迷惑メールに間違われる曖昧な要素がないか、
 今一度チェックを。

 職場や部署内で
 メールの差出人名を統一しておくのも
 一手です。

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