今週は、言葉の表記の区別の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 言葉の書き分け >
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                   「とめる」「やめる」の書き分け

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その計画はすぐに止めるべきです。
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という一文に使われている
「止める」。

「とめる」とも「やめる」とも読むことができ、
どちらの読みでも意味は通ります。

このように
漢字で表記すると、二通りの読み・意味にとれてしまう
言葉があります。

自分では「とめる」のつもりで入力しても
「止める」と漢字変換されると
読む側は「やめる」と読んでしまう
という可能性があります。

新聞の統一表記では
「とまる・とめる」の場合は
「停止」の「止」を用いた漢字表記とし、、

「やめる」の場合は平仮名表記
と区別し、統一しています。

したがって上記の文例は

継続している計画を停止する(とめる)場合は
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その計画はすぐに止めるべきです。
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計画自体を終わりにする場合は
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その計画はすぐにやめるべきです。
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と書き分けます。

「止める・止まる」と表記するのはほかにも

交通が止まる、通行止め
差し止める、流れを止める

などがあり、
「やめる」と表記するのは

会議を取りやめる、作業をやめる

のように使います。

細かいことのようですが
使い分けの基準を持っておくと
入力時の意図と異なる文字や意味で伝わることを避けることができます。

今週はこのような
言葉の表記の区別について取り上げます。

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