今週は、ダメージを受けている相手へのひと言についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 慰め、励ましのメール
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              どうしても連絡をとる必要があるときの対処

 身内に不幸があったり、大病を患ったりして
 心身にダメージを受けている相手に対して
 声をかけるのは気を遣うものです。

 私の対処法は、相手が落ち着くまではこちらから連絡は取らず
 そっとしておくことにしています。

 相手のことが心配だったり、気にかかったりしていても
 本人の心身の痛みを自分が代わることはできない以上
 下手な慰めや励ましは、相手に負担をかけるだけ
 と考えるからです。

 自分が気落ちしているときも
 そっとしておいてほしいと思うからかもしれません。

 ただ、仕事の連絡などで
 どうしても相手に連絡をとる必要があるときは

 何度もやりとりせずに済むように
 内容をきちんと整理したうえで
 用件が正確に相手に伝わるよう配慮した
 連絡を心がけています。

 事故や災害、トラブルなどで
 明らかに相手が対応に追われていると分かるときは
 「お取込み中と思いましたので、メールでご連絡いたします」
 とひと言添えて用件を伝えます。

 どうしても直接、電話連絡をしなければならないときは
 「大変なときに失礼します。
  確認をお願いしたいことがあり連絡しましたが、
  今、少しお話ししてもよろしいですか」

 と相手が返答できる状況かどうかを最初に確認し
 大丈夫であれば、手短に用件を伝え、
 難しければ、相手の要望を聞いたうえで、改めて連絡します。

 遠慮して連絡を先延ばしにするより
 余計なことは書いたり言ったりせず
 必要最低限のことを連絡し、
 相手の状況に応じた対応をすることが重要と考えます。

 今週は心身にダメージを受けている相手に
 どのような言葉で対応するかについて
 考えていきたいと思います。

  ☆  ☆  ☆

 ★引き続き、回答お待ちしています。

 迷惑をこうむったメールの経験談や
 あなた自身が客先や相手にマイナスの印象を与えないために
 メール対応で気をつけていることなど、
 ぜひ、教えてください。

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  これはいかがなものか!? 「職場の非常識メール」アンケート
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 あ と が き
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 昨日、5月21日に広島市内の喫茶さえきで開催された
 好きを仕事にする見本市「かさこ塾フェスタ@広島」に
 行ってきました。

 カメライターでかさこ塾塾長の
 かさこさんの無料セミナーを聞き、
 ぐるっと会場を回った後
 かさこさんに挨拶をして会場を後にしたのですが
 セミナーは立ち見も出る盛況ぶり。

 会場に展開された10余りのブースにも
 人がいっぱいで、

 Facebookなどでは告知をあまり目にしなかったのですが
 その集客力に驚きました。

 でも、フェスタ後にアップされていた
 かさこさんのブログ記事を読んで
 はっとしました。

 広島の県民性と広島かさこ塾フェスタの成否と広島かさこ塾の今後
 
 その中に
 「何度も何度も何度も地元の人に言われ
  私自身も何度か経験しているから
  わかっているけど
  広島の県民性は感触がつかみづらく
  直前にならないと反応がわからないという。
  またいいと思っていても
  なかなか表には出さないという」
 
 全国で塾やセミナーを開催している
 かさこさんが「広島の反応は薄い」と感じる理由を読んで

 そうした“反応の薄さ”を「県民性」という観点で
 考えたことがなかったので
 「なかったわ~、その視点」と思ってしまいました。

 大阪や東京などで
 自分主催の講座やセミナーを開催してきた経験と照らし合わせてみると
 確かに、地元の広島は反応が薄い。

 同じようにメルマガやFacebookで告知しても
 大阪や東京は、告知して1週間前後で
 すぐに定員に達するのですが
 広島では開催日直前まで空きがあることもしばしば。

 でも、それは
 「大阪、東京は人口密度も関心も高いからすぐに席が埋まり
  広島は地元なので、今回を逃しても次の機会にすればよい
  という心理が働くからだろう」
 と自分では分析していました。

 
 広島の場合
 これまで自分が企画してきたイベントやセミナーでも
 開催直前に、「もし、ご都合つけば、いらっしゃいませんか」と
 ダイレクトに案内メールやメッセージを送ると
 駆け込みで申し込みがあることが少なくないのです。

 広島で
 新しいショッピングモールとか、店舗ができるとよく分かるのですが
 「1回行ったら、もう行かない」とか
 「しばらく様子を見て、評判を聞いてから行く」
 という人が、自分を含め、わりと多い。

 新しいものに対して、すぐに反応せず
 “様子見”する傾向は
 広島の県民性として、確かにあると感じます(自分含む)。

 比較的温暖な気候で、瀬戸内海という穏やかな地にある広島県民は
 他県に比べると、のんびりしているのかもしれません。

 かと思えば、
 一旦、好きになったなもの、愛するものには
 とことんのめり込む傾向も強い
 (カープに対する尋常でない熱狂ぶりが、その最たる例)。

 いわゆる「熱しやすくて、さめやすい」とは
 広島県人に対して、よく言われることですが
 「火がつくまでに時間がかかる」
 とも言えそうです。

 生粋の広島県人である
 わたし自身にもその自覚はありますから。

 広島での集客については
 現在進行形で試行錯誤している案件があり
 かさこさんのブログ記事は、県外の人からの客観的意見として
 腑に落ちました。

 イベントを主催することの多い友人にも
 意見を求め、対策を考えていかなくては。

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