今週は、気になった言葉をピックアップして紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気に留めておきたい言葉(3)>
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「体を成す」
今週は、知っておいて損はない慣用句や言葉を
紹介しています。
「体を成す」の「体」の読みは「てい」? 「たい」?
これは「たいをなす」と読みます。
まとまった形になること、形がととのうことを
「体を成す」と言います。
例)組織としての体を成す。
これでは文章の体を成していません。
人さまに対して恥ずかしくない程度まで、形が整う
という意味で使います。
一方、「体」は「てい」と読んで、
外から見たありさまや様子、
あるいは、体裁という意味合いもあります。
例)懇親会という体で進めていただけますか。
「ほうほうの体」という言葉がありますが、
この「ほうほう」は「這う這う」から来ており、
今にも這い出さんばかりの様子のことから
ひどく恥をかいたり、さんざんな目にあったりして、
慌ててその場を逃げ出す様子のことを指すようになりました。
例)何も準備していなかったため、ほうほうの体で客先から戻ってきた。
「~の体(てい)で」という言葉をよく見たり聞いたりするようになりましたが、
「体」には「てい」と読むときと「たい」と読むときで
意味が異なるので、混同しないように気をつけましょう。
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